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第21話
「ぅぐ、ん...むっ、うぅ。」
朱色の金の刺繍がある豪華な布団の上で、
天塚桃李は、膝立ちになっていた。
くちには、騰礼の屹立を
右手には仁嶺、左手は義栄のモノを握り
後孔には、耽淵のモノを身に埋めていた。
耽淵の抽送は、長く深かった。
ゆっくりと、抜け出て
じっくりナカの締め付けを味わいながら
気が付くと、
最奥をゴツリと押し上げるのだ。
くちに咥え込んでいるおかげか
嬌声こそ少ないものの
その快感と言うと足腰や身体中がガクガクと震える程なのだ。
"奥を、ずっとおさなぃで...っ、"
じゅぶじゅぶ、と唾液まみれで
騰礼のモノを舐めて吸う。
そして、右手と左手は
それぞれ懸命に上下に動かし
硬い屹立を撫でて喜ばせる。
「桃李、奥がすごく拓いてるよ。
ここに、僕の出してもいい、いいよね桃李?」
「ぃい、いいから...はやくほしいっ、」
ちゅぱ、と唇を騰礼の屹立から離し
肩越しに振り返る。
「奥に、だして...だんえん、」
その瞳は、
より輝きの増した黒曜の色。
「うん...1番奥だね。」
耽淵は尚も甘く長い律動のまま、
桃李の望む奥へと、その精を注ぎ込んだ。
「ぁあ、だ、えんっ、耽淵ん、イクーッ、!」
「く、ぁっあ、桃李...桃李。」
「きてる、だんえ、んのあつい。」
はぁはぁ、と荒い息切れの中
耽淵は目の前に膝立ちでいる桃李を抱きしめた。
「桃李、僕の色になってる。」
「うん、耽淵の黒だよ。」
穏やかな余韻に浸る中、桃李に次の龍の声が掛かった。
「さぁ次は、私の相手をお願い出来るかな。」
青龍の名を冠する男。
仁嶺(じんれい)
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