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甘いよりも痛いほうがいい

君がぼくの口の中を蹂躙しながらぼくのタオルを抜き取り、今度は身体を拭いていくからピクピクと身体が反応する。 平たい胸だけど、胸の形をなぞるように円を描いて拭き、お腹も楕円形に拭く。 背中は引っ掻くように拭くたびにクチュッと音を立てるから変な気持ちになる。 最後にちんちんをタオル越しに包まれ、2回しごかれると離された。 「あっ、ハッ、アッあ……アっ」 いきなり起きた出来事が理解出来ないのと酸素不足で息が上がったので、へたりと座り込むぼくちん。 「甘い、より……も痛いほう、がいい」 息を整えながら、途切れ途切れに言うと、君はふんっと鼻を鳴らした。 「あが甘い? そんな冗談言ってないで早く着替えてぇ」 ふふふと不敵に笑う君の声を聞いて、置いてあった着替えに触れる。 ぼくちんのサイズくらいのワイシャツはまだわかるけど、他にあったのは小豆色のTバックと水色のゾウさんパンツだった。 「ごめんなぁ、あが小さいからズボンはなかったのよぉ……それがイヤならワイシャツのみってのもアリだけど」 ミツが着てたやつ、下着まで洗っちゃったしなぁ……なんて付け加えて、君は意地悪な顔をする。 「ひとまずそれで勘弁して。髪乾かしてあげるから早くしてなぁ」 木で編んだ椅子を洗面所の前に置き、パンパンと叩いた君を見たら、ぼくは覚悟を決めて小豆色のTバックを手に取った。

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