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温井「いや……隊長が"南極観測隊は恋愛自由だ”って言ってたのを思い出して」
北畠「恋愛……」
北畠はちょっと驚いたような表情。何か心当たりありげ。
温井M「あれ?」
温井「北畠さんは、あるんですか? その……」
温井「つまり、好きな人とか」
温井M「いきなり何を聞いてるんだ僕は!」
北畠「…………」
北畠は顎に手を当て、真顔で温井を見つめる。
北畠「強いて挙げるなら、俺は君が……」
温井M「ええっ!?」
北畠「……君が作ったチャーハンが」
温井「なんだ、チャーハン……」
温井、ホッと胸を撫で下ろす。どこかガッカリしたようにも見える表情。
温井「あ、でもなんで分かるんですか? チャーハン、僕が作ったって」
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