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「俺、ひこと一緒にいられるなら、ひこが何でもいいぜ?」 「ありがとう、健斗。健斗、すきだ。ずっと一緒にいような。あっ、まさか……継がなかったらお嫁に来てくれない……なんてこと……」 「ばかだなぁ。俺はひこなら何でもいいっつったろ」  ビニール袋をつけた手じゃかっこなんてつかないけれど、今は仕方ない。 「俺がなりたいのは姐さんじゃなくて英 江彦の嫁だっつの!」 「健斗……! ありがとう、絶対にいい旦那になるから」

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