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第36話 楽しい温泉旅行night 2
青に、布団の上に突き放され、絶対絶命のオレ。
このままじゃほんとにあさみさんの前で掘られてしまう!
オレのちんこもケツも、コンプレックスも見られてしまう!
何とか立ち上がろうとするが、両手を後ろで拘束されている上に、焦りまくっているオレはただモゾモゾしてしまうだけ。
そうこうしているうちに、青が近付く気配がして、からだが強ばる。
「青、ほんと、冷静に話し合おう!お願いだから!」
「抱いてくれってお願いだったらきいてやるけど、そのお願いはきけねえな」
なんでだよ~!この状況で抱いてくれって言うやつなんかいねーよ!バカか!
・・・でも今はバカとか言ってしまったら、もっと酷い目に会うかもしれないし。
もうこれしかねぇ・・・
「ゆ、許してください。オネガイシマス・・・?」
「・・・」
くっそ、なんも見えねえから、青の反応がわかんね・・・。なんで無言なんだよ・・・。
「おい、青・・・?」
「・・・うん?ああ」
ガブッ
「いってぇ!噛んだ!」
急に首筋に食い込むような痛みが走り、青に噛まれた事がわかった。
視界を奪われていることによって、青の行動が読めない。動きが見えないから、身構えることができなくて、いつもより感覚が鋭くなっている気がする。
「うっ、んん~っ」
またキス!?もうやめろ~!
唇はすぐに離れて、首を生暖かい感触が這う。
「っ、あお、それ、やめろって!」
「なんで?涼太、ここ舐められるの好きじゃん。ちゃんと感じてるとこ見てもらわなきゃな」
「ふざけんなっ、あっ、うっ、っ、」
「声、我慢しなくていいのに。さっきまで女抱きたがってたやつが、どんな声で男に抱かれてるのか、聞かせてやれよ、涼太」
「くっ、・・・っ」
くっそドSヤロー!
「おわっ、たら、ぜってーぶっ殺、すっ」
「好きにしろよ。終わった時に、涼太の意識があればな」
浴衣をはだけさせられ、胸の先を青に執拗に弄られ、下半身が熱くなる。
まずい!オレの霰も無い姿があさみさんに見られてしまう~!(泣)もうダメだ・・・
そう思ったと同時に、青に下着を脱がされてしまう。
・・・終わった。オレ、終わったわ。
「うあっ」
突然、ぎゅっと握られる感覚に、今まで必死で我慢していた声が出てしまう。
「男にまさぐられてるとこ見られて勃つとか、ほんとマゾだよな」
「ちがう!これは、おまえがっ」
「俺が?」
話をしながらも、青はオレのものを触る手を止めない。
「あ、青がっそん、な風にっ、さわ、触るから!」
「俺に触られて気持ちよくなっちゃってんだ?ほんとかわいいな、涼太」
「もう、やだっ、も、出るから、やめ、ろ」
男に触られて気持ちよくなんかなりたくねえのに、青以外のやつに見られながらイクなんて、嫌なのに・・・
「っあぁ!」
イっ・・・てしまった・・・
脇腹をトロッとした生温い雫が伝う。
てか、オレいま、青以外に見られたくないって、思った・・・?青になら見られてもいいのか・・・?
「最悪・・・」
「感傷に浸ってるとこ悪いけど、まだ終わってねえから」
「え・・・!?ひっ、冷て・・・」
ケツの方になんか冷たいものが・・・
これは、この感じは・・・
「ろ、ローション・・・?」
「さすが涼太。大正解。ちゃんとご褒美やんないとだな」
「いらねえ!ごほうびじゃねえ!」
この時、目隠しをされたオレだけが知らないまわりの状況を知ることになるのは、翌朝になってからだった・・・
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