＊このお話は、本編のおまけになります。 誕生日当日22時 涼太の仕事が終わるのが21時過ぎだから、今頃飲んでるな･･･ 昨夜、涼太のスマホに入れた追跡アプリで場所を確認する青。 この前食べさせたアルコールが入ったチョコレートで、涼太が酒に弱いだろうということは、すでにリサーチ済み。 二次会に行くことは考えにくい。となれば、移動した先で宮野は何かしようと企んでいるはず･･･ 23時過ぎ あ、移動しやがった。 さっきの場所からそれほど離れていない。 GPSが示した場所へソッコーで向かう。 ここは！ラブホじゃねーか！ とりあえず･･･ ドンドンドンドン 部屋のドアを片っ端からノック作戦。 「はい？」 中から聞こえる声は宮野でも涼太のでもない声。 次だ。 ドンドンドンドン 「うるっせえ！」 違う。次。 ･････････ はあ、もう12部屋目だぞ。いねえ～！ ドンドンドンドン 「なんすか？うるさいんですけど？」 宮野の声！ここか！ 「すみません。下の階の部屋から･･･」 完全に涼太のストーカーと化している青だった。