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第45話 ハタチのお仕置き 2

バスルームに、濡れた涼太の首筋を責める音が静かに響く。 「はあっ、あ、・・・ぁ」 時々、我慢しきれなくて漏れた涼太の喘ぎが響く度に、涼太の白い肌が熱くなるのがわかる。 「青、声響くのっ、なっ、んか、嫌だ・・・」 「俺が聞きたいんだよ。声出せ」 「・・・っ」 ぐっ、と口を噤む涼太。 ・・・それで反抗してるつもりか?・・・かわいすぎんだろ! 涼太の紡いだ唇に無理矢理、自分の指を割り込ませて、舌を指先でなぞると、涼太の体が小刻みに震えた。 この熱い舌に、宮野が触ったかと思うと、吐き気がしそうだ。 涼太の気持ちが俺に無いのはわかっているのに、こんな事をしても虚しいだけなのに、自分の体も感情も制御できない。 『だれかを好きになったら青みたいに・・・』 涼太が俺みたいに、誰かの事を求めるなんて、考えたくない。 「はあっ、オレ、もう、た、ったってるのっ、む、り」 涼太が俺の腕にしがみついてくる。 俺はその手を外し、涼太の背中を壁に押し戻す。 「ちゃんと自分で立ってろ。最後まで」 涼太が泣きそうな顔になって俯く。 「・・・なあ、キス、しねえの?」 「しない」 涼太が欲しがるまでは。 「っ、なんで・・・」 「何?してほしい?」 「・・・っちがう」 「あっそ」 「・・・」 「首せめられただけでここ、こんなんなってんだから、キスなんかいらねーだろ」 「あ・・・」 濡れたパンツの上から涼太の勃ったそれを、ぎゅっと握る。 「あっ、服、濡れて、っから、気持ちわる・・・」 「気持ち悪いのにこんなんなってんの?おまえほんとに変態だな」 「ちがくてっ、・・・っだから」 「だから?」 「ぬ、脱ぎた、い」 「・・・しょうがねえな」 涼太のベルトを外し、下を全て脱がせると、涼太は、勃っているのを隠そうとTシャツの裾を引き下げる。 ・・・逆にエロいだろ、ソレ。 涼太の前に膝まづいて、Tシャツの上からそれに舌を這わせる。 「あ、あ、やだっ、そんな、上、からっ」 「どうしてほしい?」 「じ・・・直に・・・」 「ちゃんと言わねーとわかんねえ」 Tシャツ越しに、先の方を甘噛みして先端の穴を舌で責める。 「・・・あ、や、それ、やだっ、・・・っ!」 「直に触んなくても、ちゃんとイケんじゃん」 「はぁ、はぁ、はぁ・・・」 力が抜けた涼太の片足を、自分の肩にかけて、後ろの穴に指を添わせる。 「あ、ちょ、まって!オレ、イッたばっか・・・」 「おまえの言うこときいてたらお仕置きになんねーだろ」 涼太の制止を無視して、指を入れる。 「い、いってぇ、からっ」 さすがに、キツいか・・・ それでも中を丁寧にほぐして、拡げると柔らかくなる内壁が、指に甘えるように吸い付いてくる。 「あ、あ、もう、ほんとっ、座りっ、たいっ」 「はー。マジで、ワガママ。じゃあ」 俺は自分のものを出して、バスルームの床に座る。 「俺の上に座って自分で入れてみて」

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