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第59話 裏 So sweet 2
このお話は本編のおまけになります。ご注意ください。
三人が店の外へ出た後、店内から様子を伺うのぞむと美織。
「お姉様、頬、だいじょうぶですか?」
おしぼりを美織に渡すのぞむ。
「小娘の腰の入ってない平手なんて、痛くも痒くもない。心配いらないわ、ありがとう」
美織は、のぞむからおしぼりを受け取り、赤くなった頬にあてる。
外では、涼太とさやが話している様子。
「涼ちゃん、責められてるっぽいですね。・・・あ」
さやが涼太をぶって去っていく。
「おおかた、青は譲れない、とか言ってぶたれたんでしょ」
「あ」
青が涼太に顔を寄せる。
が、ふたりは美織とのぞむの方を見て離れる。
「どうせ、私たちが見てるから、続きは家で、とか言ってるんでしょ。身内のラブシーン、想像以上にキツイわ。キモっ」
全てを見通す美織の千里眼でした。
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