91 / 210

第92話 変 2

ええ~! 宮野が、涼太の後輩タケルを・・・? てか、こいつ元々女好きじゃん!何がどうなって、そんな奴に恋すんだよ。 しかもてめえ、涼太のケツ狙ってたんじゃなかったのかよ。 「宮野、涼太はもういいんだな?」 「よくない。涼ちゃんは抱きたい。それは変わってない」 死ねよ。マジで。 「だけど、タケルくんといるとドキドキして・・・こう、ぎゅーっとなっちゃうんだよ!これって恋でしょ!?」 食い気味の宮野が俺に迫る。 「近い!キモイ!」 宮野を押し返し、座り直す。 「ハイ。買い物行ってねーから簡単で悪いけど」 涼太が、作ったツナパスタを宮野の前に置く。 「涼太、俺のは?」 「ちゃんとあるし。青の作んないわけないじゃん」 ・・・やっぱいい嫁♡ 「涼ちゃんありがと!いただきます!・・・・・・やっば、ちょー美味い!」 宮野がパスタを食べて、感動している。 どーだ宮野。俺の嫁のパスタ、有難く食え。 「最近帰りによく出会うと思ってたけど、そーゆー事だったんだな、のぞむ」 「イヤ、違くて。最初は涼ちゃんが他の男といるのがおもしろくなくて、邪魔してるだけだったんだけど」 俺の知らないところで、何戯れてんだよ、こいつら・・・ 「キス」 「「え!?されたとか!?」」 「されそうになったとゆーか・・・」 オイオイ。タケル、涼太の事好きじゃねーのかよ。 「あー!どうしよ・・・ドキドキが止まんない!」 ドキドキとか、きっもいな、宮野。 冷ややかな俺を気にする様子もなく涼太と宮野は話を続ける。 「のぞむ、タケルに突っ込みてーの?」 何聞いてんだ、涼太。 「そーだよね、俺、どうしたいんだろう?」 知らねーよ。 「たぶんだけど、タケルも突っ込む方だと思うんだけど」 じゃあ無理じゃん。残念だったな、宮野。 「涼ちゃん、俺のケツ、入るか見てくんない?」 「宮野テメーふざけんな!涼太にきったねーもん見せようとすんじゃねぇよ!」 「そーだな・・・でも、オレよくわかんねーし、青に見てもらった方が・・・」 「なんでそーなる!嫌に決まってんだろ!」 あー、もう、バカ!バカ同士の会話こわい! 「ちょっと待ってろ!」 俺は自室から持ってきたものを宮野に放り投げる。 「ローションじゃん」 「それやるから、さっさと帰ってネットでもなんでも見て自分で開発しろ!」 俺は宮野を部屋から追い出し、ドアの鍵を閉める。 はぁ~~~。疲れた。 「あんな風に追い返したら、のぞむかわいそーじゃん」 「はあ?だいたい、なんで宮野なんか連れてくんだよ、うっとおしい」 「別にいいじゃん、明日休みだし、夜更かししほーだいなんだから」 夜更かしし放題・・・。ほう。 涼太の横に座り、頭を引き寄せてキスする。 「っ、いきなりなんだよ」 「夜更かしし放題なんだろ?」 「あ、オレ風呂入んねーと!」 立ち上がる涼太の手を引き、自分のベッドまで連れていって押し倒す。 「あ、あの、オレ風呂・・・」 「どーせドロッドロになるから。終わったら、一緒にゆーっくり入ろーな?」

ともだちにシェアしよう!