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第105話 ここにいる 2
・・・・・・
なんで何も言わねぇんだよ~!
思いっきり言ったオレが恥ずかしいじゃん!
「・・・マジか、涼太。おまえ、マジで俺を殺す気かよ」
「は?何それ・・・」
真っ赤になった顔を、片手で覆う青。
「青、顔まっか・・・」
「ホンットにかわいすぎ。なんなのおまえ。優しくてやろーと思ったけど、無理」
青が、上に着ていた服をガバっと脱ぎ捨てて、オレの首筋に噛み付いてくる。
「いっ、・・・てぇ!」
青の歯がくい込んで、痛くて体に力が入る。
「涼太が痛がる顔も、泣いてる顔も、俺を煽ってるようにしか見えねぇ」
そんな・・・オレ、どうしたらいいんだよ。
「もっと痛がって、泣けよ。俺しか見れない涼太、もっと見たい」
熱を帯びた青の視線に、からだ中が痺れたように抵抗できなくなる。
痛いのも、泣くのも嫌だけど、青になら・・・と思ってしまう。
「す、好きにしたらいーだろ。オレは、青のもの、なんだろ?」
何言っちゃってんの、オレ。
自分で言って、恥ずかしさに青から顔を背ける。
が、すぐに青に顎を掴まれて、視線を絡ませるように引き戻される。
「そーゆーとこ、狡いよな、涼太。・・・舌、出して」
なんだよ、ずるいって・・・。
青に従って出した舌の上を、青の舌が這う。
「あ・・・、ぅっ!」
突然、舌に突き刺さるような痛みを感じて、体が震えた。
か、噛まれた?
「舌、痛かった?」
「めっちゃくちゃ痛てぇし!何すんだよ!」
「しばらく痛えかもな。その度に、俺に噛まれたこと、思い出せよ」
青が唇の端を舐めて、満足そうに笑う。
その顔に、ゾクゾクして体が熱くなってしまう。
今まで見てた雑誌や動画の女達よりも、青の仕草が官能的だ、と思うオレは、きっともう普通には戻れないんだと思う。
青に服を脱がされて、既に自分のモノが濡れていたことに気付く。
「涼太、もうこんなだったんだ。そんなに俺の欲しかった?」
うう。悔しいけど、間違ってない。
「俺の上に跨って」
言われた通りに、仰向けになった青の上に、お互いの体が上下逆さまになるように跨る。
これって、いわゆる、シックスナインってやつなんじゃ・・・
かなり恥ずかしいんですけど・・・
「っあ、」
腰をグッと引き寄せられ、青の咥内に深く含まれて、声が出てしまう。
伏せた目線の先に、ボタンを外しファスナーを少し下げたデニムの履き口から見える、パンツ越しに勃っている青のモノがあった。
あ・・・青の・・・
オレも、触りたい・・・けど
青の舌に先端の方を責められて、イキそうになる。
「あおっ、待って。オレも・・・青の、さ、触りたい」
「いいよ。触んなくて。涼太もうイキそうだろ」
ええ!?
なんだよ!言うのにかなり勇気出したのに!
無駄に恥かいただけじゃん!
・・・でも、やっぱり、触りたい。
青のモノに手を伸ばして、パンツの上から触ると、青の体が一瞬ビクッとなる。
「くそ・・・」
青が自分のパンツを下げ、剥き出しになったモノが、目の前に反りたつ。
咥えようとしたけど、先の方しか届かなくて、舌の先で舐める事しかできない。
青の指が、後ろの穴にゆっくり差し込まれて、息が止まりそうになった。
久しぶりだから、ちょっとツラいな・・・
「涼太、もう入れたい。入れていい?」
え!もう!?
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