115 / 210

第116話 渋滞中 3

山田に、涼ちゃんとの関係を見せつけられ、タケルくんに言われるまま部屋を出た。 ・・・タケルくん、ショックだろうな。あんな風に山田に涼ちゃんがされてるの、見せられんのは、辛いだろうな。 俺の前を歩くタケルくんの背中が、なんだか寂しそうで、俺まで胸が痛くなる。 「タケルくん、しょうがないよ。涼ちゃんは山田と付き合ってるってわかってて片思いしてるんでしょ?」 タケルくんの足が止まる。 「山田は絶対に涼ちゃんを誰にも譲らないし、それをわかってて涼ちゃんは山田のそばにいるんだよ」 タケルくんの横に並び、俯いた横顔を見る。 苦しそうな、怒ったような、泣きだしそうな顔。 タケルくんの感情も涼ちゃんを想う気持ちも、俺のタケルくんに対する気持ちも、なにひとつ交わることはなく、ただ動けないまま連なっているだけ。 ああ、片想いって、こんなにつらかったんだな・・・ だけど、タケルくんを好きな気持ちを止めることなんて、できなそうだ・・・ 俺じゃ、涼ちゃんの代わりになんてなれっこないけど、それでも、それでも・・・ 俺はタケルくんの顔を引き寄せキスした。 その頃の涼太と青 「あおっ、ちょっと!むり!」 後ろの穴に指を添わせる俺の腕を、必死に止める涼太。 「なんで?もう邪魔する奴らもいねーし、思いっきり喘いでいいんだぞ?」 「そーゆー事じゃねえだろ!オレもうイッちゃってるし!それに昨日、あんなにヤっといて、今日も入れんの?オレのケツ死んじゃうって・・・」 涼太のケツに死なれたら困るな・・・。 しょうがねえか・・・。 「じゃ、咥えろよ」 涼太の頭を掴み、自分の股の上に持ってくる。 一瞬、戸惑いに瞳を揺らした涼太が、俺のパンツを下ろして、震える舌先でそれに触れる。 やり方がわからないのか、涼太のぎこちない舌先がもどかしい。 「涼太、もっと根元から舌と唇使って上まで舐めて」 素直に従う涼太。 「上まで来たら、歯に当たらねぇように咥え込んで」 涼太の狭い咥内に入ると、喉の奥まで突いてやりたい衝動に駆られる。 「苦しいけど、ちょっと我慢して」 涼太の頭を抱えて、何度も喉の奥を突く。 「・・・っ、~っ、っ」 喉の奥がきゅうっと締まって、声を出せない涼太の目から涙が零れる。 「涼太、イッていい?」 涼太は答えられない代わりに、頭を掴む俺の腕をぎゅっと握る。 「・・・っ!」 ごくん 「ゲホッ、ゲホッ、ケホッ・・・ま、っじぃ・・・飲んじゃった・・・」 喉の奥で出された精液を思わず飲み込んでしまった涼太が青ざめながら咳き込む。 「ごめん、つらかったか?」 涼太の顔を両手で包み込んで、無理させたことを謝る。 「べ、別に、これくらい・・・青もいつもやってくれてっし」 俺から視線を逸らし、ほんとは泣くほど辛かったくせに強がる涼太。 やっべぇ~。なにこいつ。どんだけ好きにさせるつもりなんだよ!も~~~♡ 「大好きだよ、涼太」 俺が言うと、涼太は顔を真っ赤にして「オレも・・・」と聞こえないほど小さな声で言う。 ああ~。幸せだ~。 宮野とタケルがどうにかなってくれたら、邪魔者がいなくなって、もっと幸せなんだけどな~・・・。

ともだちにシェアしよう!