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第5話

キッツ……… でも確かに初めてにしては柔らかくて指一本ならすんなり入る。 絢「あっ、ぁあっ」 梓「はぁ……っ、痛くない?」 ギュッとシワが寄るシーツ。 中がグッとうねった。 絢「んっ、大丈夫……ッはぁ」 さっきよりも早くあがる息、寄る眉間の皺、噛み締めた唇。 本当は痛いくせに……大人ぶっちゃって。 無理なんてしなくていい、痛い思いなんてして欲しくない。 でも俺への気遣いだって事も分かってるから、頑張ろうとしてくれてる絢瀬さんがたまらなく嬉しくて、愛おしい。 絢「ふっ……んん……ぁっ」 梓「イイ所ですか?」 絢「ちがっ」 梓「ふふ、素直に言ってくれないとわからないですよ?」 絢「ぁっ………いい、」 可愛い。すっげー可愛い。 ……けど、その蕩けた目であんまり見つめないで欲しい。 たまらなくこの人を酷く抱きそうになるから。 とりあえず絢瀬さんの苦しそうだし、一回出した方がいいかな。 下も同時に擦ってあげる。 それだけで絢瀬さんの腰がビクビク震えて感じてくれる。 絢「っも、でる……!ぁあッ」 腰が一段と大きく震えて手の中の昂りが熱を吐き出した。 梓「はぁ……もう、いれるよ?」 だいぶ慣らしたし大丈夫だと思うけど少しだけ震えてる絢瀬さんが心配で。 絢「んっ…………いいよ」 梓「ふふ、大丈夫……絢瀬さんを傷つけないから。じゃあゆっくり息吸って」 絢瀬さんが息を吐くタイミングでゆっくり少しずつ押し進める。 慣らしたとはいえ、きっつ…… うわ、やば……温かくてすごくうねって 梓「うわ……くせになりそう……」 思わず声に出すとギュッと奥が締まった 梓「ぅあっ、え、?」 絢「……そういうこと、言うんじゃねぇ。ばか……」 真っ赤な顔して睨まれてもなぁ。 サタンの怒った顔ですら今は興奮の要素でしかない。 絢「あっ、?なんでお前おっきく……!」 梓「だって絢瀬さんが可愛く奥締めるから」 絢「締めてな……っ」 梓「ね……絢瀬さん、もう動いて平気?」 自分でもびっくりするような余裕のない声が出た 絢「……あぁ」 やっぱり恥ずかしいのか少し目線を下げて頷いた。 梓「痛かったら言ってくださいね?」

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