46 / 49

青い鳥は王とイチャつきたい_04

 白金の下着ごと脱がし、すべすべした美しい両足を大きく広げさせる。  俺の唾液で濡れた乳首、芸術作品みたいに美しいくびら、真っ白い太腿、勃ち上がった可愛い性器に、お尻の谷間できゅっと窄まるピンクのアソコ。  あー、えっち。どこもかしこもエロスの権化。品があるのにエロいってどういうこと? まじまじと観察してるだけで鼻血でそう。童貞かよ。童貞卒業した時だってこんなに興奮してねーな。心の童貞は白金に捧げたようなもんだし、俺童貞だわ。 「……そんなに、見るな」 「え、なんでだよ。白金のきれーでエッロい体、すみずみまで見てえ。隠さねーで全部見せろっての。俺も隠さねーし」  俺があまりに観察しているからか、かぁと赤くなった白金が両手で勃ち上がったモノを隠そうとする。そうはさせまいと両手を掴み、足の間に体を割り込ませながら自分のスラックスも床へと落とした。パンツは今脱いだらそっこーで挿れたくなるから我慢。  テーブルの上に置いていた鞄を掴んで、チアキからおすすめしてもらったローションボトルを取りだす。いついかなる時も白金とえっちできるようにと準備しててよかった。俺マジでえらい。ちょうえらい。自分で自分を褒めてあげたい。 「……お前、いつも持ち歩いていたのか」 「白金のこと考えてるだけでシたくなるよーな性欲オバケなんで、いつでもお前とできるように備えてたんだよ。俺、前戯とかしねーで挿れて出すみてーなセックスしかしてこなかったんだけど、白金のことはちゃんと愛してえし、前戯してーんだよな。あー、これが愛あるセックスって気分。たくさん白金のこと愛させてくれよ。で、たくさん俺のことも愛して」  過去の俺、マジサイテーだなと笑うと白金の腕が俺の首へと回り、ちゅっとキスをされる。  キスなんてしたいとか、されたいとか、思ったことなかったのに。白金にキスをしてもらうと最高にハッピーでハイになる。制御不能な感情が沸き上がり、顔中真っ赤に染まっているのが自分でもわかる。白金恐るべしだわマジで。  すっかり王の表情を取り戻した白金が上機嫌に微笑む。恥じらいが消え、色気をまとわせている白金に頭がくらくらする。 「ああ、渋谷が愛してくれた以上に愛してやる。俺様の愛を存分に受け取ってくれ」  白金の指先が顎をツンと突いてくる。たったそれだけのことでむくむく、わかりやすく怒張する昂りに白金はますます上機嫌に口角を上げた。  恥じらう白金も最高だけど、余裕たっぷり女王様な白金も最高オブ最高。今の白金は王ではなくて、女王様。きっとこの表情は俺にだけ見せるもののひとつ。  ぞくぞくと興奮で体中が震える。マジで童貞かよ。自分で自分を笑い、ローションを白金の勃ち上がった性器からお尻の谷間までとぽとぽと濡らしていく。ローションが体に這うだけで、白金はピクリと腰を跳ねさせる。どんだけエロい体なんだ、最高かよ。 「っん、んぅ……ッ」  お尻の谷間をむにっと左右に割り開く。まるで俺を誘うようにヒクヒクとはくついている姿に、ごくりと喉が鳴る。  この間は白金が自分で解した後、チアキがぐちゅぐちゅにしていた。ようやく俺がココをとろとろになるまで解せるのかと胸が高鳴り、ひくついているソコをくるくる優しく撫でてローションを塗りこむ。  あれ、やわらかい。なんでだ。これなら簡単に一本入るんじゃね?  つぷり、俺の指をあっという間に飲み込んだ中はキュンキュンと吸いついてくる。もしかして、自分で解していたのか。あの白金が? 夜な夜な一人で? エッッロ。エロすぎて鼻血出そう。 「なあ、白金のナカ、すっげーやわらかいんだけど、自分でシてた?」  耳元で囁いて、ぬちゅぬちゅと内壁を擦り上げる。  白金の耳は一気に赤く染まり、きゅうっと指を締めつけて来た。それは図星だと言っているようなものだ。 「ふ、ぅ……っおまえ、たちが……っあまりに、シてこないから、俺様に魅力がないのかと思って、ココをやわらかくしよう、と……ッ」  は? バッッカ。可愛い。可愛い。可愛い。魅力がない? そんなわけねーだろ。ありまくりだよ。斜め上に勘違いさせた俺たちが悪かった、責任取ってたくさん愛してやる。白金がもう無理って言って止められない。 「っ……ま、っ、しぶや、っまて……ッひ、ぁ!」  ぢゅぽぢゅぽ! 三本の指を衝動に駆られるまま一気に奥へと突き立てて、激しく抽挿を繰り返す。  白金は俺の肩を弱々しく掴みながら、大きく白い喉を仰け反らせる。真っ白い喉元さえ、俺を煽る材料だ。  喉エッッロ。思いきり歯を立てて噛みつきたい衝動に駆られるけれど、あとで怒られそうだ。舐めるだけならいいか、いいよな、うん。  れろと舌を這わせると、ビクビクと白金の腰が震え上がる。喉でも感じるのかよ、マジでエッロい。可愛い。 「っもぉ、……ッやめ……ぁあんっ!」  あ、ココ。白金のイイところだ。  ぷっくりと膨らんだ前立腺を指で掠めると、一層白金の声は甘くなる。その声を聞いているだけでイけそうだ。だけどイくなら白金の中がいいから我慢しろ、俺の息子ときつく眉根を寄せて歯を食いしばる。 「っぁっああ、あっ……ッしぶやぁ……っ」  ゴリュゴリュと遠慮なく前立腺を押し潰す。とぷり、屹立した白金の昂りからよだれが垂れる姿に本日何度目だろうか、ごくりと唾を飲み込んだ。  いま名前呼ぶとか反則。甘ったるい声で、快感の涙で濡れた青い瞳で俺を見るな。白金が初心者だってことを忘れて、めちゃくちゃに挿れたくなる。あー、挿れてえ。早く挿れてえ。白金をぐっちょぐちょのとっろとろにしてえ。先走りでぐちょぐちょになっている下着を脱ぎ捨てて、一気に奥まで突きたい。だけど、それ以上に大切にしたい。一度挿れたら最後、めちゃくちゃにしてしまう自信がある。だから、前戯は入念に。それが、愛あるセックスというものだ。

ともだちにシェアしよう!