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 経験が豊富な方ではないし、男との行為だって前回が初めてだ。それでもハルヤが小さく喘げば、そこが感じる箇所なのだとわかる。  舌先で舐めあげ、軽く吸い付くとハルヤの体がビクッと反応を示す。 「んっ……やぁっ……」 「嫌なのか?」  転がすように弄びつつ問いかけると、ハルヤが首を横に振った。濡れた瞳が松原を見下ろす。  襦袢を落とすと、滑らかな素肌に手を這わせていく。  隆起している下着をずらすと、頭をもたげた性器が露わになった。 「……嫌じゃないんですか?」 「ああ」  不思議と嫌悪感は沸いてはこない。  手を添えて上下にゆるく動かすと、ハルヤが小さく吐息を零す。先端から溢れ出る蜜を指先にまとわせると、動きが円滑になった。 「あっ……いいっ」  ハルヤが薄っすらと唇を開き囁いた。その声に下半身が、酷く疼きだす。  気づいたハルヤがふわりと笑みを浮かべると、松原のシャツのボタンとベルトを緩めていく。  近くの小箪笥からチューブを取り出し、それを手に取った。

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