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恋を味わう

 今夜はヨット型の高級ホテルに宿泊する。  これは俺にとっては大奮発だ。二十歳そこらで泊まれるような場所ではないが、五歳年上の水嶋先生の躰をもらうのだから妥協は出来なかった。綺麗な先生にふさわしい上品な部屋で抱きたかった。  はぁっスゲー緊張する! 「先生、今日はここに泊まるよ。いいよな?」 「えっ……黒崎……このホテル高いだろう?僕が出すよ。そもそも今日はお前の誕生日祝いなんだから」 「いいって!これは俺の我慢の証だ」 「我慢って?」 「血気盛んな若者が三年も禁欲したんだ。正直……拷問だったよ」 「きっ禁欲って……本当に?」 「うーんバレたか。厳密に言うと、ひとりで勝手にはしたよ。先生の裸を想い浮かべながら、何回抜いたか分からない」 「なっ」  浴衣姿の先生は真っ赤だ。さっき二人で花火を見ながら景気づけに飲んだビールのせいで胸元までポッと赤いのが色っぽくてそそられる。もうすぐ中まで全部見せてもらえる。  スムーズにチェックインし、部屋に入った。  ダブルベッドが良かったが、やっぱり恥ずかしくてツインルームにした。でも部屋に入ったらもう我慢できなくなってしまった。 「先生おいで」  窓辺で先生をすっぽりと抱きしめてやる。俺の背は高2から7cmも伸びた。根性で伸ばしたようなもんだ。今は先生と10cm程の差が出来たので理想的な立ち位置だ。  高級ホテルらしい足元まである大きな窓からは、港しか見えない。つまり誰も見ていない。 「先生、そう緊張するなよ」 「……だが」  そっと先生の浴衣の裾に手を入れて太腿を撫で上げる。想像通りなめらかな絹肌がしっとりと吸いついて来る。先生はほっそりしているけど不健康というわけではなく、とにかくエロい躰付きなんだ。程よく肉のついた太腿の更に内側に手を這わす。 「おっおい……」  先生が俺にしがみつくように震えるから、その初心な反応を楽しみたくなった。俺も意地悪だ。早く裸に剥いてしまいたいような浴衣を脱がすのがもったいないような、じれったくも、もどかしい気持ちに酔っている。  三年、我慢した。  欲情はもう破裂寸前だ。 「うっ……あっ……」  内側の奥の穴の周りを指先で撫でるように触れてみると、先生の押し殺した声が響いた。  今度は思いっきり裾をたくしあげてヒップを両手で揉んでみた。きゅっと上がった小さな尻が俺の手で揺れる。なんて官能的なんだよ。  我慢できなくて、浴衣の胸の袷から手を突っ込んんだ。  

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