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第5話

「あ、浅井先生…。こんばんは…。」 「はーいこんばんはぁ。」 「…。」 …めっちゃ見てくるじゃん。 「えっと、浅井先生…?な、ななぜそんなに顔を見てくるんで、ご、ございましょうか…」 「んー?いやぁ、ね。」 いや、質問に答えろよ! てか、顔ちけぇ! 「いやぁ、可愛い顔してるなぁと。」 「…はぁ?」 今日2回目だぞ、男に可愛いって言われんの。 嬉しくねぇからやめてほしい…。 「んじゃ、せんせー寒いからお家に帰るねー。いつか家に遊びにおいでね。」 「…は?えっ、ちょっと…。」 …ホントによくわからん。 生徒に向かって家に遊びにおいでなんか言う先生聞いたことないぞ。 やっぱ意味わからん。 「あ、やべ買い物行かないと。最悪。」 ダッシュで買い物を済ませ家に戻る。 「…ただいま…。」 「猫貢人おかえりぃ、あんた遅かったね。」 「学校のめんどくさい先生に会って絡まれた…。」 「災難だな。」 「それな。」 「とりあえず着替えてきな。晩ごはんの準備しとくから。」 2階に上がり制服を脱ぐ。 「疲れた…。」 今日はご飯食べてさっさと休もう。

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