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第30話 R18
「空……」
雪人の視線が痛いほど自分の裸体に注がれているのを感じる。
「やだっ……、電気、消して」
「だめ。空の綺麗な体、じっくりと見たいから」
雪人はうっとりと言葉を紡いでいく。
「なあ、空。精液も地球人とまったく同じなんだな……?」
「なっ……、そんなとこ、見るなっ」
空は両手で必死に勃起したそこを隠そうとしたが、雪人によってその手はシーツへと押さえつけられる。
「痛いところないか? 空」
少し首を傾げて雪人が空を労わるように聞いて来る。
……痛いところはまったくなかった。
雪人が触れる場所すべてが性感帯になったみたいに、ただただ気持ちイイ。
チュッとやさしいキスを、真紅の髪と額へ落としてから、雪人は空の首筋から鎖骨、そして胸元へとその唇を這わせていく。
「あ……あ……、やだ……気持ちイ……」
そのまま雪人の唇は空の胸にある小さな突起へとたどり着き、それを口に含んだ。
「やだぁっ……」
激しい快感が体中を駆け抜け、空の体が大きく跳ね、悦楽の涙が頬を伝う。
「空、大丈夫か……?」
雪人が聞いて来るが、もうまともに返事もできないくらい、空の体は快楽の海へと真っ逆さまに落ちていた。
気持ちよすぎて怖い。
でももっと雪人に触れて欲しい。
空は細い腕を伸ばして自分の平らな胸元にある雪人の頭を抱きしめた。
「空……? 辛い?」
少しつり気味の切れ長の目が、心配そうに空を見上げて来る。
空は小さくかぶりを振り、
「……辛く、ない……」
そう答えたが、それは少し違ったかもしれない。本当は気持ちよすぎて辛い……。
「空……」
「……きと……雪人……」
うわ言のように名前を呼ぶと、雪人は蕩けそうな顔で笑ってくれる
。
「ほんと、かわいい……もっともっといじめたくなっちまう…」
睦言とともに散々乳首をいじくっていた雪人の唇がやがて徐々に下へと降りていく。
「やだっ……雪人? なに、する……怖い……」
掠れた声で空は叫んだが、雪人の唇はどんどん空のそこへと近づいていって……。
「……空にこんなことするのって、俺が初めてだよな……?」
雪人は舌で自分の唇を舐めると、そっと空の昂ぶりの先端に口づける。
「あぁっ……」
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