31 / 62
第31話 R18
その瞬間、艶めかしい嬌声とともに空はまたイッてしまい、精液が雪人の顔を濡らした。
「……あ……は、あ……。……雪人……ごめ、俺……」
「空のこれ、甘いな……」
雪人はとてもエロい表情でそんな言葉を紡ぎ、自分の顔に飛び散った空の精液を長い指で拭うと、それを綺麗に舐めてしまう。
「そんな、の……甘いはず、ない……」
勿論精液など舐めたことはないが、少なくとも甘いはずなどない。なのに、雪人はゆったりと笑うと、
「甘いよ……ケーキよりもなによりも、おいしい……」
そう言って、また深いキスをしてくる。
「んっ……ん……」
送り込まれてくる雪人の唾液の中にはたった今自分が放ったものも微かに混ざっている。勿論それは甘いはずがなく、こんなものをおいしいと言って飲む雪人が信じられない。
空はなぜか泣きそうになり、でも泣き顔は見られたくなくて……至近距離にある雪人の顔を睨む。
しかし、精いっぱいの空の強がりは雪人のSっ気を煽っただけだった。
「わがままな瞳……そんな瞳で俺を見たら、どうなるか分かってる? 空」
雪人は少し意地悪そうな表情で告げると、空の両脚を大きく広げて持ち上げた。
ともだちにシェアしよう!