「なっ……ひっ……」 　空の唇から抑えられない悲鳴が漏れる。 　雪人が空のお尻を両手で左右に広げ、奥にある小さな孔へ舌を這わせたのだ。 「やだっ……やっ……ひあっ……ああっ……」 　空は耐えられないほどの気持ちよさに、激しく体を痙攣させる。 「すごい……空のここ……ピクピクしてるよ……？　そんなに気持ちイイんだ……」 　上目づかいで空を盗み見ながらも、雪人はその淫らな愛撫を止めない。 「やっ……ああっ……やだっ……」 　小さな孔のひだを伸ばすように、唾液をたっぷりと滴らせた雪人の舌が蠢く。 　空の星の人種は地球人より何倍も感覚が鋭い。 　こんなことをされたら、それこそ気が変になりそうなくらいに気持ちが良くて。いっそ恐怖を感じるくらいだ。 「やだ……もうやめ……雪っ……あああっ」 　ビュクビュクと空の性器から透明に近くなった精液が飛び散り、意識がもうろうとしてくる。 「雪人……もう、許して……」 　掠れ切り、力のない声で雪人に訴えても、切れ長の目は許してくれない。 「まだ、ダメ……もう少しだけ。俺しか知らない空を見せて……」 　雪人は空が放ったサラサラの精液を自分の右手の指に絡ませると、散々舌でとろけさせた小さな孔へ、まず一本挿入した。 「いたっ……雪人……痛いっ……あっ……やだっ……」 　それは不思議な感覚だった。 　すごく痛みを感じるのに、同時に気持ちも良くて。 　頬を伝う涙が痛みの所為なのか、悦楽の所為なのか、それすらも分からない。 　やがて指が二本に増やされ、ぐちゅぐちゅという卑猥な音が鼓膜をも性感帯に変え、犯される。