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第34話 R18
「こら、空、そんなかわいい顔で見ない。襲っちゃうぞ?」
異星人の空と地球人の雪人。そこに多かれ少なかれ違いはあっても、欲望を我慢することが辛いことだということは同じだろう。
散々愛撫されて、エロいことをいっぱいされて、空の体はキャパを既に超えていたけれども。
「雪人……」
空は自分を抱き上げようとする雪人の体に強く抱きついた。
「空?」
「……俺、一人だけイクのは嫌だし、中途半端なのはもっと嫌だ」
「空……」
切れ長の綺麗な目が見開かれる。
「ちゃんと最後までして欲しい……」
「そんなことしたら、おまえ、死んじゃうかもしんないだろ……」
「俺はそんなに弱くない」
真紅の瞳で真っ直ぐに雪人の茶色の瞳を見つめると、思い切り抱きしめられた。
「……っ……」
腕の強さに思わず空が呻くと、雪人は力を緩め、耳元で囁く。
「俺はおまえを壊したくないんだ」
「雪人になら、なにされてもいいから……」
「……空……」
「俺を、壊して……」
掠れた声で告げた次の瞬間、空はまたベッドへと押し倒されていた。
雪人の体の重みにも肌を這う唇にも、ほんの微かな吐息にさえも敏感に反応しながら、空はぼんやりと思う。
このまま……雪人に抱かれたまま、いっそ死んじゃいたい。
大好きな人の腕の中で命が尽きるのは、きっと幸せなことだから。
でも、決してそんなことにはならない。
だからせめて、なにも分からなくなるまで、俺を壊して欲しい。
さっきまで舌と指で弄られまくられた小さな孔に、雪人の勃起した雄があてがわれる
。
「好きだ……空……」
甘い囁きとともに雪人の雄が狭い場所を押し広げて入って来る。
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