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第60話 R18
「あ……、雪人が、謝ること、ない……。だって、俺のこと守ってくれた……」
「空……」
「あ……だめ……」
空が着ているシャツの裾から手を忍び込ませ、小さな乳首をいじってやると、耐えきれないとばかりに細い腰が跳ね、早くも一度目の絶頂を迎える。
「あ……あ……はあ……」
「相変わらず早いな。でもまだ始まったばかりだよ、空……」
「も……だめ、雪人、雪人っ……ああっ……」
狭い部屋に艶めかしい空の喘ぎ声が響き渡る。
雪人は唇で乳首をねっとりと舐めるのを繰り返しながら、ギリギリまで勃起した己の欲望を空の双丘の奥に隠された小さな孔へとあてがう。
「んっ……」
そして一気に細い体を貫いた。
「ああっ……」
空がもう何度目か分からない高みへと昇りつめると同時に、雪人の雄をきゅうっと締め付ける。
「……っは……空……」
雪人もまた激しい快楽の海で溺れながら、愛する人を求め続ける。
「空……気持ち、イイ?」
「気持ち、イイ……雪人……好き……大好き……」
「俺も空が好きだよ。誰よりも愛してる……」
今まで生きて来て、本気で誰かをこれほどまでに愛したことなどなかった。
何度愛の言葉を囁いても足りない。
どれだけ体を繋いでも、もっともっと欲しくなる。
誰よりもこのわがままで生意気なエイリアンを愛しているから……。
雪人の下で空がなにも出さずに絶頂を迎える。
その瞬間の空の艶めかしい痴態を見つめるうちに雪人は分かった気がした。
あの化物のような男と戦い、いっときは死にかけた自分が死ななかったわけが――――。
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