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一意の隣に腰を下ろすフレデリック。
諒一M「ボディーガードか何かか?」
様子を窺う諒一に、フレデリックが取り出した名刺を差し出す。
”辰巳一意”と書かれた名刺。
名刺を眺め、丁寧に頭を下げる諒一。
諒一「ありがとうございます。頂戴します」
くだけたようにニッと笑う一意。
一意「そんなに固くなる必要はねぇよ、先生」
諒一「そういう訳には…」
委縮する諒一。
煙草を咥える一意に火を差し出したフレデリックがにこりと笑う。
フレデリック「僕はフレデリック。今後、キミとの遣り取りは主に僕がすることになると思うからよろしくね」
諒一「あっ、はい…! こちらこそ至らぬ若輩者ですが宜しくお願い致します」
慌てて名刺を取り出そうとする諒一を制すフレデリック。
フレデリック「名刺は一枚で結構。……それよりも」
にっこりと今まで以上ににこやかな笑顔に、何故か背筋に悪寒が走る諒一。
諒一M「…?」
フレデリック「峰岸諒一クン。キミは、一哉と繋がりがあるね」
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