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困ったように眉根を寄せる諒一。
諒一M「抵抗してもいいけど…どうせ敵わないんだろうな」
諒一「一哉が抱いてくれるなら…それでもいいよ」
一哉「はあ?」
諒一「その代わり、浮気は許さないからな」
諒一の上で項垂れる一哉。
一哉「はぁー…ホントにお前って我儘なんだか素直なんだか分かんねぇな」
諒一「…これでも必死なんだけど」
一哉「まあいいわ」
上体を起こす一哉。シャツを脱ぎ捨てる。
一哉「俺の躰見て、それでもお前が抱きたいってんなら抱かれてやるよ」
引き締まった一哉の上半身。
ほぅと小さく息を吐く諒一。
諒一M「綺麗だ…」
一哉「惚けたツラしてんじゃねぇよ…ったく。 で? どうすんだ、諒一様?」
両手で顔を覆う諒一。
諒一「どうする…って、…その躰で抱かれてやるってお前…凶悪過ぎでしょ…」
一哉「はぁん? 諒一様のお気に召しませんでしたか?」
諒一「まさか。こんなの手放せる訳がないだろ」
一哉へと両腕を伸ばす諒一。
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