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ドアを閉めようとする一哉の手。
一哉「ッ…ごめ」
フレデリック「ストップ」
フレデリックの声にぴたりと動きを止めて恐る恐る振り返る一哉。
一哉「……なに」
フレデリック「僕の辰巳の痴態を見ておいて、キミはただで帰れるとでも?」
一哉「いや…呼んだのそっち…」
フレデリック「ふぅん? 口答えするような子に育てた覚えはないんだけれどな」
にっこりと微笑むフレデリックと口許を引き攣らせた一哉。
一哉「…すみませんでした」
フレデリック「いい子だね。反省する気があるなら、ちょっとこっちにおいで?」
一哉「……」
デスクの見えるソファに座らされた一哉と、目の前で一意を犯すフレデリック。
一意「フ…レッド、てめ…っ」
フレデリック「一哉に見られて興奮してるのかい? 辰巳」
一意「ンな訳あるか…ッあ!」
フレデリック「嘘吐き。いつもより僕を締め付けて…イケナイ父親だねキミは」
一意「んッ、あッ。ああぁッ!」
*回想終了 寝室。
相変わらず一哉の胸の上に乗ったままの諒一。
諒一「痴態見たって言って余計に見せつけるってどうなんだそれ…」
一哉「いやまあ、ある意味精神的なダメージはでかいけどな…」
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