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ネコ-11-※
着ている物を脱いでいると、志波は惚けた顔でそれを見ている。
「何だよ」
「大黒の裸をちゃんと見た事無かったから、目に焼き付けておこうかと思って」
「目に焼き付けなくても裸なんかこれから何時でも幾らでも見れるだろーが」
そう言うと志波は何故か困ったように笑い「そうだな」と呟いた。
「見ていないでお前も、服脱げよ」
「え?」
「精液塗れになっていいなら、そのままでもいいけど」
「あっ…うん。そうだな」
志波は表情を一変させると恥ずかしそうに口元を綻ばせ、いそいそと着ている物を脱ぐと簡単にたたみ、それらを部屋の隅へと追いやった。
俺の前に戻るとちょこんと正座し、期待に満ちた目で見上げる。
何だろう。この感情?
今直ぐ口に突っ込んで口内射精かましたい。みたいな……。
いやいや、駄目だから。
処女で童貞にそんな無体なまねしちゃ駄目だから。
つーか、もう十分無体なまねしちまったか?
ケツに指三本突っ込んで、ケツだけでイかせるとか……。
ははっ。サイテーだな俺。
俺は頭をバリバリと掻いて、気まずさを誤魔化しながら志波の前に座り込む。
「仕切りなおしだな」
志波の頬を両手で包み込み顔を寄せると、眉間に深い皺が刻まれるほどに力一杯目を瞑り、歯を食い縛った状態でキスを待つ志波のいっぱいいっぱいな姿が堪らなく可愛い。
緊張を少しでも解そうと触れるだけのキスを何度か落とすが、身体から緊張が解ける事は無く、強硬手段として舌を割り入れようとするが、歯を食い縛ったままの為中に入れない。
志波の下唇を甘噛みしながら、片手をそっと頬から胸へと下ろしささやかな突起物を摘み上げる。
「うわっ!」
一瞬開いた口にすかさず親指を挿し込み無理矢理口を開けさせると、貪る様にして口腔を舐め上げる。
上顎を撫で、歯列をなぞり舌を吸い上げると志波は腰を浮かせた。
「ぅんっ…!」
何か言いたそうにしているがサイテーな俺はそれを無視し、口腔を犯しながら乳首を引っ張る。
浮かせた腰をカクカクと揺らし、甘えるように鼻を鳴らしながら必死に俺の舌に応え様としているが、与えられる感覚に負けてしまい上手く出来ずにいる。
正直今にも陥落しちまいそうな状態だ。
一度口を解放してやろうと、舌を引き抜く。
親指は差し込んだままの為、閉まらない口からダラダラと唾液を零している姿に、俺の下半身も熱を増す。
「そろそろ後ろに欲しくなったか?」
口から親指を抜くと、志波は小さく頷いた。
「じゃぁ、ベッドの上で四つん這いになれよ」
「分かった」
志波がベッドに上がっている間に床に置いたままのコンドームの箱から新しいものを出していると、志波から待ったがかかる。
「あの…うしろ、ちゃんと処理してきているから……そのままでも、できる…ぞ」
「あ?」
「君が嫌じゃなければ、その…粘膜で直に君を感じたいんだが……駄目、だろうか?」
何言ってくれてんだ、コイツ。
今直ぐそのちっせーケツ穴にブチ込んでやろーか?
「駄目ならいいんだ。衛生的な事を考えればちゃんとしていた方がいいし……」
「間違えて中に出しちまったらどうすんだよ」
「な、中に出してくれるの…か?」
嬉しそうに破顔させる姿に、ブチンと何かが切れた気がした。
んな事言われて、生でヤらない男がいると思ってんのかよ。
俺は手にしていたコンドームを床に投げると変わりにオリーブオイルの瓶を取り、掌に落とすと自身を扱くようにして塗り付ける。
「志波、四つん這いになれ」
言うと志波は先程ケツを苛められた時と同じように頭を低くし、秘部が見えるようにケツを掲げた。
ベッドに乗り上げるとヒクヒクと引くつかせている志波の穴に猛ったチンコを擦り付ける。
あーー。ヤバイ。
これだけでイけそうな気がする。
焦らしている訳ではないが、志波の可愛いケツ穴を先端で突っつき、入れずにずるりと先端から竿で撫で上げる。何度と無くそれを繰り返していると切羽詰った声で志波からおねだりされる。
「大黒…もう…そろそろ…」
ああ。悪い。
一人で楽しんじまった。
「角度ついていると挿れ辛いから、普通に四つん這いになれ」
言われた通りに志波は頭を上げ、俺は左手で志波のケツを鷲掴むと開かせ、もう片方の手で自身のチンコを支えて穴にあてがった。
指で慣らしたとはいえそう簡単には入ってはくれない。
「志波、力抜け。あと息止めんなよ」
「うっ、う…」
必死に深呼吸して力を抜いているところを押し進める。
「いっ! まっ…て…」
ギチギチに広がった括約筋が抵抗を示すが、先端を出し挿れしていると徐々にソコが馴染んで行く。
ズリズリと挿入を深めて行くと、漸くカリまで呑み込んだ。
一気に根元まで挿入したいところだが、挿れている俺ですら痛いのだ。
挿れられている志波はどれほどのものかと、思い、馴染むまで待つ。
それにしても志波の薄く白いケツが俺のモノを咥え込んでいる姿にクラクラする。
「ぉ、おぐろくんの、入ってる」
窺う様に振り返る顔が悩ましくそそる。
止めろ! そんな潤んだ目で見るな!
つーか、勝手に動くな!
あと、言葉責め禁止!
今直ぐブチ込んで粘膜抉ってやりたい衝動に駆られるが、なけなしの理性をかき集め、必死に堪える。
そんな俺の気持ちを知らない志波はケツを振り始める。
「おい。勝手に動いてんじゃねーよ」
「ごめん……。大黒くんのが入っているって思ったら…が、我慢出来なくて……」
このエロ処女め!
理性を蹴散らすセリフに思わず一気に最奥まで貫く。
「ああっ!」
身体を痙攣させながらベッドに上半身を沈める志波。
「これで満足か?」
与えられた衝撃から荒く早い呼吸を繰り返すのに必死で答えられない志波を苛めるように腰を揺する。
「どうした? 何とか言えよ」
「まっ…大黒くんの、大きくて…苦しい…から」
「抜いて欲しい、て?」
意地悪くずるずると引き抜いて行く。
「あっ! やっ…ま、待って! 抜かないでくれ」
志波の懇願に応える様にピタリと止める。
「大丈夫だから。大黒くんの好きに動いてくれていい」
「苦しいんだろ?」
「直ぐに慣れると思うし、大黒くんにされるなら……何でも嬉しい…し」
「へぇ」
腰を使い志波の弱いところを擦り上げる。
「ひゃっ! ソッ、ソコ、変だ…から…」
「俺にされるのは何でも嬉しいんだろ?」
「ううっ」
内壁を抉るように突き上げる。
「本当に嬉しいんだな。奥がギュウギュウに締め付けて吸い付いてくる」
「うん。うれし、い。大黒くん…好き…」
ヤバイ。
キタ! マジでクラッと来た!
処女童貞なんだからゆっくり優しくという気遣いはきれいに吹き飛び、叩きつけるように腰を振る。
パンパンと乾いた音とグプグプと卑猥な音をさせながら志波のケツを貪る。
絡みつくような粘膜を角度をつけて抉ると、甘い悲鳴が上がる。
締め付ければ締め付けるほど快楽が強まると分かっていても、力を抜く事が出来ない志波は次第に声が我慢できずに喘ぐ。
「ふっ、ぅ、……っぁ、あぁ…ん、ふんっ……」
志波の腰の揺れが大きくなり、そろそろかと思ったところで志波が首だけで振り返る。
「前、苦しい…から、出していい…か?」
勝手にイけばいいのに、いちいち訊いてくるのがクソ可愛い。
「イけよ」
許しを与えてやると志波は自身に手を這わせる。
「うっ、ん」
志波の動きに合わせて前立腺を刺激してやると、程なくして果てた。
ビクビクと絶頂の余韻に身体を痙攣させているところへ、追い討ちをかけるようにピストンを激しくする。
「…ひっ!」
強すぎる快楽から逃れようとするが、腰を掴み引き寄せる。
「やっ! むり…むり…ゆるして…ゆる……」
抗議の声などお構い無しに弱い部分をゴリゴリと擦りながら最奥で果てる。
敏感になりすぎた粘膜は、ドクドクと射精する俺の性器に合わせて身体を跳ね上げる。
全てを注ぎ、引き抜くが志波はの痙攣は止まらない。
「大丈夫か、志波?」
ぐったりと横たわる志波を仰向けにし覗くと、目の焦点が合っていないように見えた。
頬を軽く叩きながら何度か呼んでいると、少しして志波の視線がこちらに戻った。
「大丈夫か?」
「大黒の熱いの…いっぱい…僕の中……」
恍惚《こうこつ》とした顔でそんな事を言われ、興奮を覚えイったばかりだというのに下半身が熱くなる。
「大黒の、無くなって、寂しい…な」
止 めの一言を喰らい、理性や気遣いの心が脆く崩れ去った。
あーー。もう、駄目だ。
コイツ、今日、ハメ殺し決定な!
「安心しろ志波。ケツの肉が捲れ上がるほど可愛がってやるから」
志波の顔が陰った気がしたが、知らん!
恨むなら自分のエロさを恨め!
弛緩したままの脚を開かせ、腰を持ち上げると何をされるのか気付いた志波は力の入らない身体を動かし逃れようとする。
勿論逃がしてなどやらない。
俺の精液をダラダラと滴らせたいやらしいケツ穴にすっかり硬度を取り戻したチンコを押し当てると志波は目を白黒させた。
「大黒…ちょっと、待て! まだ…」
懇願の声を無視し熱い粘膜を押し開くと、グプッっと淫らな音と志波の悲鳴上がる。
「ゆ、ゆる…許してくれ。頼むから…」
ははっ。
悪いな、志波。
そのお願いは聞けねー。
諦めてぶっ飛べ。
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