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罪悪感 (3)

「これが噂の…」 「お前!けしからん!!けしからんぞっ」 興奮してティノの肩を揺するロジェ これが噂のアークライトxジュリアスの創作本だ!と胸を張る おっぱい星人の健全な少年のティノだが 実際の知り合いがエロイ本になってるという事実が 背徳感と共に最高の興奮材料になっていた 「たまーにだぞ たまにコレで…な」 「おまっ!若様になんちゅうことを!!」 ロジェがティノをポカポカと殴った ドクンッ…ドキドキドキドキ さっきの女性x男性のエロ本を見たときには感じなかった興奮がフェルを襲う ハァハァと息が苦しくなるほど興奮して その事を友たちに知られまいと心を落ち着けようとするが 目を離せずその本を見つめていた 「刺激が強すぎだよな」 ネヴィルが本を取り上げベッドの下へとしまわせた ロジェは『不敬だぞ!』と主人でもあるアークライト(&王子)のエロ本を おかずにしているティノを攻め立てていた 「不敬…なの?」      愕然とするフェル (ダメなことなの…?) フェルのショックを受けてる様子を見てあわててティノが 「フェルはまぁ…アーク様のPetit frèreなんだし    アーク様を思ってするのはアリなんじゃないか?」 「何言ってるんだ 若様をオカズになど!」とロジェがまたティノをポカポカ殴る それをよそにフェルはショックを受けていた (ボク…ジュリアス様をジェイだと想像してしちゃってる) (いけないことなの?) (アーク様ならいいの?) ************************ 次の日の夜… お風呂場で呆然とするフェルがいた (イケない…) 相手をアークライトに変えていつものように想像した でも何度やってもイケない 途中からジュリアス様が出てきてイキそうになるが 『不敬だぞ!』 ロジェの声がこだまする 幼き日の思い出のジェイでもイケず ティノに見せてもらった女神の裸身を思っても無理だった 「どうして…」 壁の向こうでネヴィルは 『自慰とは一人でいる時にするものだ』という刷り込みが失敗だったと悟り ロジェの部屋へと鼻血が出る鼻を押さえながら駆け込んだ

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