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罪悪感 (3)
「これが噂の…」
「お前!けしからん!!けしからんぞっ」
興奮してティノの肩を揺するロジェ
これが噂のアークライトxジュリアスの創作本だ!と胸を張る
おっぱい星人の健全な少年のティノだが
実際の知り合いがエロイ本になってるという事実が
背徳感と共に最高の興奮材料になっていた
「たまーにだぞ たまにコレで…な」
「おまっ!若様になんちゅうことを!!」
ロジェがティノをポカポカと殴った
ドクンッ…ドキドキドキドキ
さっきの女性x男性のエロ本を見たときには感じなかった興奮がフェルを襲う
ハァハァと息が苦しくなるほど興奮して
その事を友たちに知られまいと心を落ち着けようとするが
目を離せずその本を見つめていた
「刺激が強すぎだよな」
ネヴィルが本を取り上げベッドの下へとしまわせた
ロジェは『不敬だぞ!』と主人でもあるアークライト(&王子)のエロ本を
おかずにしているティノを攻め立てていた
「不敬…なの?」
愕然とするフェル
(ダメなことなの…?)
フェルのショックを受けてる様子を見てあわててティノが
「フェルはまぁ…アーク様のPetit frèreなんだし
アーク様を思ってするのはアリなんじゃないか?」
「何言ってるんだ 若様をオカズになど!」とロジェがまたティノをポカポカ殴る
それをよそにフェルはショックを受けていた
(ボク…ジュリアス様をジェイだと想像してしちゃってる)
(いけないことなの?)
(アーク様ならいいの?)
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次の日の夜…
お風呂場で呆然とするフェルがいた
(イケない…)
相手をアークライトに変えていつものように想像した
でも何度やってもイケない
途中からジュリアス様が出てきてイキそうになるが
『不敬だぞ!』
ロジェの声がこだまする
幼き日の思い出のジェイでもイケず
ティノに見せてもらった女神の裸身を思っても無理だった
「どうして…」
壁の向こうでネヴィルは
『自慰とは一人でいる時にするものだ』という刷り込みが失敗だったと悟り
ロジェの部屋へと鼻血が出る鼻を押さえながら駆け込んだ
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