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運命の人【2】

ジュリアスの部屋のソファでフェルはジュリアスの膝に座り 思い出話に夢中になっていた 「でね でねあの時読んでくれた  ウサギの郵便屋さんの本が学院の図書室にあったんだよ」 キラキラと瞳を輝かせ、頬を紅潮させ話すフェルが可愛くて その唇にチュッとキスをする ちょっと照れたような顔をするがすぐにまた思い出話を始める 「ジェイが作ってくれたブランコがね 壊れちゃったんだけど  ボクには直せなくってね 悲しかったの…」 「でね それからね!ジェイに習った文字を  何回も練習してね、自分で本読めるようにがんばって…」 永遠に続きそうな思い出話を遮るように 膝の上のフェルの頬に手を添え深いキスをした クチュ… 音がするほどの舌を絡める深いキスをしたあと 「ジェイって呼ぶな…ジェイって呼ばれるとこういうことをしにくくなるだろう?」 そういったジュリアス様の瞳が怪しく揺らめいて… ボクを抱き上げ隣の部屋のベッドの上にそっと降ろしたんだ 「んっ…ふ…」 クチュ…ペチャ… 四つん這いになり覆いかぶさるジュリアスにより フェルのTシャツはまくりあげられジュリアスの舌がそこらじゅうを這い回る 薄ピンク色の可愛らしい乳首が目に入るとそっと口づけたあとベロリと舐め上げた 「…んぁっ…はぅ…」 こね回すように舐めるとフェルの声が艶かしく部屋に響く 吸い上げるとピンとその存在を主張するかのように可愛らしく乳首が立ち上がる 反対側も同じように愛撫しもう片方は指先で摘むように可愛がる まだ夕刻のこの時間 美しい夕陽は分厚いカーテンに遮られ部屋の中は薄暗い フェルの首元から覗く夜光石は部屋の暗さに比例してボンヤリと輝きを放つ この後 買い物をしたり食事に行ったり フェルを楽しませる予定はぎっしりだったのだが 興奮した男の手はもう止まらない 乳首からチョコンとしたヘソへとキスをしていくと 「ジュリアス…さまぁ…」 せつなそうに見上げるフェルが両手を伸ばしてジュリアスを求める 背中に手を回しキツク抱きしめ唇を乱暴に奪う オレのだ…オレのアンジュ(天使) だ――― ジュリアスはベッドサイドのランプをつけ シャツを脱ぎ捨て見事な腹筋を顕にする ボーッと見上げるフェルのTシャツも脱がし 夜光石のネックレスを首からはずしベッドサイドのランプのシェードにかける 再び覆いかぶさり密着するように抱きしめる 触れ合う肌が気持ちいい (人の肌ってこんなに気持ちいいんだ…) フェルは はじめての感触に感動する フェルの太ももあたり ジーンズごしに固くなったジュリアスの猛りを感じた ジュリアスの背中に回していた手を下ろしてゆきジュリアスのそこをとらえると サワサワとなでさすってみる 「…っ」 ビクンと体を跳ねさせた後フェルの瞳を見つめるジュリアス 「怖くないか…?」 首をフルフルと横にふり 「ちょっぴり怖いけど…ジュリアス様が大好きだから…」 そう言ってジュリアスのほほに両手を添えキスをした 「司教様…」 ドッキーーーーーン!!!! 急なフェルの司教発言にやっぱりバレていたのかと全身に冷や汗が流れる 「司教様がおっしゃってました…  好きな人と愛し合うと誰でもここから白いのが出るって…」 違った… ホッとするのも束の間フェルが最強の煽り言葉でジュリアスを煽ってきた 「ジュリアス様…ボクと白いの一緒に出しましょう…?」

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