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第47話 この初恋は、ひどく汚れて、とても卑猥で

「あっ……ン」  首筋にキスをされてゾクリと肌が栗立った。シャツを捲られて、乳首を摘まれると制服のズボンの中が少しずつ濡れていく。  気持ち良くて、先走りがペニスの小さな口のところから滲んでしまう。 「ぁっン、先生っ」 「触って欲しい?」 「う、ん、そこ、触って、ください」  こういう時に敬語になるなよ、ズルいぞ、って乳首を舌で転がしながら言わないでよ。ズルいよ。気持ちよくてイっちゃいそうになる。下着、汚しちゃう。だから早く。 「あン、触って、先生」  ズボンのベルトを外す音にも喘ぎそうになるくらいだから。 「あ、あっ、や、っ、ン……イっちゃうっ、ぁ、あぁああぁ」  制服のズボンを下着ごとズリ下げられて、先走りの露で濡れたペニスを握り締められただけで、甘い甘い嬌声が溢れる。腰が跳ねて、腕の中で暴れると、ちょっとだけ先生に笑われた。笑って、唇にキスをして、反応が可愛いと褒められて、乳首を食まれながら、慌しく、先生の大きな手の中に射精してた。 「葎……」 「あ、ごめ、なさい、もう」  だって、先生のことをずっと独り占めできてたなんて。先生にこんなに可愛がられてたなんて。 「ずっと両想いだったのが嬉しくて」  本当に嬉しいの。 「俺の初恋」 「……葎」 「ン」  唇を撫でられて、快感がまた滲む。甘くて優しくて、やらしい指で舌をいいこいいこってされて、興奮して、またイってしまいそう。きっと、このベロは、気持ち良くなれるとこ。 「舌、触られるの、気持ちイイ、の」 「っ」 「ン、んっ……んんっ、センセ」  丁寧に指を舐めてしゃぶってみせた。 「覚えてる? 先生」 「?」 「初めて先生に会った時、車酔いで気持ち悪くなっちゃって、吐きそうだったけど」  でも学校で吐けなくて、どうしようって泣きそうだった。  ――大丈夫か?  まだ小さかった俺が見上げるととってもカッコいい先生がそこにいたの。ちょっとドキっとした。知らない先生だけれど、ハンサムで、大人でね。その人が助けてくれたんだ。 「好きになっちゃうと思わない?」  助けてくれたカッコいい先生。あの瞬間に恋をした。小学四年生で、俺は本当の恋をもうしてた。 「ね、先生。俺の身体、好きな人にしてもらって覚えたよ? 気持ちイイこと」  俺の初恋は綺麗でキラキラなんてしてなくていい。誰にも触らせたくなくて汚した。綺麗じゃないものにした。 「お尻も、ぁっ……っ、ん、胸もっ、ぁ、ン」  言いながらそこを撫でた。お尻の割れ目を指でなぞって、孔のとこを少しだけ、その指先で擦って、声を聞いてもらいながら、今度は自分で乳首を摘んでみせた。ツンって尖がった粒を指で捏ねて、コリコリに勃ち上がらせながら、甘い声を上げて。  口を大きく開けて、舌を出して、先生の指を舐める。 「ン……ふっ……ぁン」  ここもだよってわかるように、指をフェラチオしながら見せつけるの。あの時、吐きやすいようにって撫でられたこの舌も、性感帯の一つだってわかるように。 「先生の、舐めてもいい?」 「っ」  ズボン越しに、盛り上がった股間にキスをした。 「口でしたい、先生」 「っ」 「舐めたい、先生の、いい?」  すごく熱くて、もう硬くなってたペニスに、キスをする。 「葎」 「ン……ぁ」  鼻先でペニスのことをなぞってから、口に含んだ。 「ん……ンむ……」  咥えて、舌を拙く絡ませ先端のまぁるい亀頭をくるりと撫でると、口の中でムクムクと体積を増す。増して、喉奥近くが少し苦くなった。先生の先走りの、味が苦くて、甘くて、ゾクゾクする。  先走りが甘く美味しいなんて思えるくらいに欲しかった自分に。 「葎っ」  先生のペニスが口の中で気持ち良さそうにして、暴れたいってビクビク跳ねることに。蕩けるよ。 「ンっ……ふっ……ん」  舌を先生のペニスに擦り付けて気持ち良くしてるの。小さな頃、先生の指が触れた。舌にとって衝撃的な接触。誰にも触られたことのない粘膜を抉じ開けられたんだ。 「葎……」  先生の指先で性感帯になった場所、舌を、口の中を見せつけるように、舐めて、しゃぶって、その根元にキスをした。鼻先でペニスと戯れるようにしてたら、先生が低い声で俺のことを叱りながら、前髪を指ですいてくれる。 「んっ……」  きっとそのうちを髪をすいて、頭を撫でてくれるだけでもイっちゃえるかもしれない。俺、先生の教えてもらえるもの全部大好きって知ってる? 「せんせ……」  算数だって、セックスだって、フェラチオだって、先生に教えてもらいたい。ちゃんと良い子で覚えるよ? 貴方が教えてくれることならなんでも。 「大好き」  あとでこんなに太いのが俺の中に入ってくるでしょ? 「ン、っン、んっ」  口の中いっぱいに頬張っても、根元までなんて届かないこの長いので、奥を突かれる。 「ん、ぁっふっ……ン、せんせ」  この大きさで中がいっぱいになる。 「ン、きもち、ひぃい?」 「っ、葎、口を離せ」 「んーん」  やだよ。やだやだ。だって、先生が口でしてくれる時は離さないじゃん。ダメ、って言っても許してくれないし、口の中、不味くなっちゃうって慌てても離してくれないのに? 俺、フェラチオはそうするって、先生に教わったよ?  だから、離してあげない。先生に習って、同じことをしたいの。だから。 「葎」  一生懸命に頬を窄めて吸いつく。何度もきつくしゃぶりつきながら、俺のよりもずっと立派な先生のペニスがたくさん気持ち良くなるようにって手も使って。 「っんんっ!」  口の中でぶわりと大きく太くなったと思った瞬間、頬の内側でペニスが暴れて、ビュクリと弾けた。たくさん、苦くて熱いのが喉奥にまで飛んだ。  あとで、して?  このペニスを挿れて?  それでこの熱さにお尻のところが溶けちゃいそうなくらいにトロトロにしてもらうんだ。 「っ、葎」 「ン、あっ……ンくっ、ん」 「お前、ね」  口の中、喉奥に飛び散らされた先生の白くて苦いのを奥にもちょうだい? 「ん、んっ……せんせ」  そう思いながら、性感帯の舌に先生のペニスを擦りつけながら、イっていた。 「先生」  ドロドロになった。俺の、俺だけの、先生に教えてもらったセックスの続きをして欲しくて。 「葎」  そして、自分から、脚を広げた。

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