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本文03

 未だ尻餅をついたままの求の前を、不良達がどどどどっと駆けていく。  次の瞬間、求はハッとした顔で素早く立ち上がり、不良達の後を追う。物凄いスピードで不良を追い抜かし、視界に壱歌の背中を捉える。 求 「待ってくださいっっ」 壱歌「えっ?」  振り返りぎょっとする壱歌。 壱歌「なんか増えてるー!」  求の後ろから不良達が迫ってきているので立ち止まることもできず、走りながら喋る壱歌と求。

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