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本文11
求を無視して教室に向かおうとする壱歌を求が追いかけてくる。
求 「待ってください!」
壱歌「今日のことは礼を言う。だけどっ」
振り向き、求に人差し指をびしっと突きつけ
壱歌「俺は猫じゃねぇ!!」
求は一瞬ぽかんとし、それから照れくさそうに笑い
求 「僕としたことが……言い方を間違えました」
再び片膝をつき壱歌に右手を差し出し
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