13 / 34

本文11

 求を無視して教室に向かおうとする壱歌を求が追いかけてくる。 求 「待ってください!」 壱歌「今日のことは礼を言う。だけどっ」  振り向き、求に人差し指をびしっと突きつけ 壱歌「俺は猫じゃねぇ!!」  求は一瞬ぽかんとし、それから照れくさそうに笑い 求 「僕としたことが……言い方を間違えました」  再び片膝をつき壱歌に右手を差し出し

ともだちにシェアしよう!