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※俺は…下手ですか。

「………おはよ」 「声掠れてますね、すいません」 遥さんの腕が背中に回される。 「お前、絶倫?死ぬかと思った……」 胸に擦り寄りながら笑う遥さんに胸の奥がぎゅうと痛んだ。 愛しい。 たまらなく可愛い。 もう一時も離したくない。 何故か泣きそうになって思わず鼻を摘んだ。 「呆れてない?」 「え?」 胸に顔を埋める遥さんの表情は読めない。 「俺、すげー、なんていうか、乱れただろ?」 「最高でした。幸せです」 耳が赤い。 抱き締めながら髪を梳く。 「俺の、です」 「…………うん」 「俺も遥さんのです」 「……うん」 擽ったい甘い空気の中、離れがたい俺たちは貴重な休みのほぼ一日をベッドの上で過ごした。

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