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※俺だけでは不足ですか。
ローションを纏った侑司のが俺の太腿の付け根に挟まる。
俺の両足を抱え左肩に乗せ、侑司がゆっくりと腰を引く。
「あっ、侑司」
「ん、遥さん、気持ちいい?」
お前の声だけで気持ちいいよ。
触れてくれる手が、熱が、全てが気持ちいい。
強い粘着音と共に侑司の腰がぶつかる。
裏筋に擦りつけられる硬いソレ。
あっという間に果てが見える。
「侑司、侑司ぃ」
「まだダメ、もうちょっと…」
「や、俺、イク、」
「あと少し我慢して」
耳を塞ぎたくなるほどの粘着音と濡れた音、
お互いの荒い息に俺の喘ぐ声。
ベッドの軋む音に身体がシーツに擦れる音。
「あっ、イクっ」
「遥さん……っ」
腹に生暖かい液体がかかる。
侑司の白濁は俺のにかけられた。
抱えていた俺の両足を下ろすと侑司は枕元に手を伸ばす。
ティッシュでざっと滑る液体を拭き取ると、タオル絞ってきますねと頬にちゅーをしてから寝室を出て行った。
すぐに戻ってきた侑司の手には絞ったタオル。
温かいタオルで優しく身体を拭かれ瞼が視界を塞いでいくのがわかる。
「眠っていいですよ」
優しいちゅーが今度は額に落とされた。
ウトウトと微睡みながらも服を着せられ後ろから回された腕に身体を預ける自分を感じていた。
おやすみなさい、と愛しい声が告げる。
明日も好きです、と聞こえたのは俺の願望だったのかもしれない。
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