113 / 211
※俺をもっと欲しがって。
身体を起こしてTシャツを脱ぎ捨てる侑司をただ見つめる。
同じ造りの男の身体。
男の身体を見て欲情する自分がいることが信じられない。
綺麗に割れた腹筋が大きく凹む。
スエットと下着をずらしソレを露出しただけの侑司はゴムを付けたソレにローションを塗りつける。
ローションなんかじゃなく、俺が舐めて濡らしたい、
そう思う俺は本当に淫乱になってしまったんだろう。
「じっと見て………そんなに欲しいですか?」
挑発するような侑司の問いに半ば泣きながら頷いた。
「欲しい…」
「遥さん…泣かないで、ちゃんとあげるから」
髪を撫で唇が重なる。
入ってきた舌を夢中で舐めて吸った。
舌を絡め合う濡れた音にすら身体が揺れる。
「挿れてもいいですか」
鼻を擦り付けながら侑司が甘い声を出す。
いつもはキャラメルのように甘いだけなのに、こういう時だけ塩が交じる。
その塩のピリッと残るほんの少しの苦味は麻薬のように中毒になるんだ。
欲しいと挿れてと強請らなければもらえない。
泣いても慰めながら言わされる。
言わされながら痛いほど自覚する。
欲しくてたまらないんだ、と。
「侑司、欲しい…挿れて」
ちゅ、と唇にご褒美のちゅーを落とすと侑司は身体を起こし俺の脚を開かせる。
俺の硬く勃ちあがる濡れた性器をぬるりと撫でてから侑司の性器が後孔に当てられた。
ともだちにシェアしよう!