入り口が侑司の形に広げられる。 「あっ、んーーー………」 「遥さん…息吐いて」 唇に侑司の指の感触。 食むように唇を開くと声と共に止めていた息が出ていく。 「ん、上手、遥さん」 「ゆ、じっ、あ、あっ、」 「もうちょっとで全部入りますよ」 「奥まで、全部ちょーだい…」 腰がぶつかり、喉が仰け反る。 埋め込まれたソレを抱きしめるように締め付けるのがわかる。 「遥さん、欲しかった？凄い吸いついてる」 「侑司、も、イキたい、身体が変…」 「挿れたばっかりですよ、まだダメ」 だって、もう疼いてる。 そんなはずないのに、足りなかった部分を埋め、それが本来の形だと錯覚するほど身体が喜んでる。 侑司、好き、…好き、好きだよ。 溶け出すように口から漏れた声に侑司の腰が引かれて打ち付けられた。 伝えたいことは他にもあるのに、熱に浮かされたように好きって言葉と甘える声しか出てこない。 いつの間にか四つん這いにされていた。 絶え間なく溢れる喘ぎで声が掠れる。 うわ言のように侑司を呼んだ。 「遥さん、イク？イケる？」 逃げるように前に倒れていく腰が大きな手で戻され、同時に最奥まで性器が埋め込まれ中を抉る。 「あっ、イク、ゆーじっ」 「前触らないで上手にイケる？」 子供に尋ねるような優しい問いにはもう答えられない。 重たく揺さぶられながら白濁の液をシーツに吐き出した。 後ろで切羽詰まった甘い声がして重なった腰が震えてるのがわかる。 ゴムに吐き出された侑司の果てを感じてまた身体が震えた。