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※俺と乱れてください。
おずおずと遥さんが腰の辺りを跨ぐ。
胸に手を付き、腰を上げる。
手を後ろに回し、俺のを倒しぎみにし後孔に充てがう。
スローモーションのように遥さんの動きがチカチカと目に焼き付く。
下から見る初めての遥さんは仕草の一つ一つがこんなにも艶麗的で官能的なのか。
俺に触れる手が、伏せる目が、吐く息が、全てが俺をさらに欲情させる。
伺うような遥さんの視線を受け、遥さんの太腿をそっと撫でた。
「いいですよ、そのまま力抜いてゆっくり腰を降ろして」
「んっ、ん、あっ」
「息詰めないで、そう、上手です、遥さん…」
「ゆ、じ、ゆーじ、」
泣き出しそうに顔を歪めながら必死に息をするように俺を呼び遥さんの腰が降りてくる。
いつもより格段に狭く熱い遥さんの内部に招かれ吸いつかれる。
「あっ、も、むり、んっ」
「もうちょっと、遥さん、全部挿れて…」
腰を浮かせ遥さんが息を吐くタイミングで打ち込み全てを挿れた。
俺の下腹部で遥さんのが跳ね、とぷりと吐精するのを眺めてから遥さんを見上げる。
目元を赤く染め、蕩けるような表情で俺を見た遥さんはごめんなさいと震える声を発した。
「謝ることないです、気持ち良かったんでしょう?」
腹に出された液体を指で掬い舐める。
その途端ぎゅうと熱い内壁に締め付けられた。
「ゆうじ…」
鼻声になった声に目を上げると遥さんの頬を涙が伝っている。
「怖い…どこまで気持ち良くなるの?」
達した後の敏感な身体があちこち震えている。
俺の胸に付いた手も、腰を跨いだ脚も、細かい痙攣を起こしているようにピクピクし、時折ふるっと震える。
短く微かに漏らすような喘ぎの合間に遥さんの荒い呼吸が聞こえる。
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