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俺と終わらない恋をしませんか。

1か月に一度遥さんの実家に通う。 それを続けてもう五年が経った。 玄関先でいつも追い返されていたのが、一年を過ぎる頃からリビングに通されるようになり。 座ったと思ったら用がないなら帰れと即座に追い返されていたのが、世間話をしてくれるようになり。 帰った日には夕飯を一緒に取らせて貰えるようになり。 お前と呼んでいたのが侑司、と名前で呼んでくれるようになった正さん。 遥さんへの態度も相変わらずわかりにくく厳しめだけど、以前よりは格段に親子のそれになってきた。 今日は薫さん夫婦の二人目の赤ちゃん誕生を祝う日。 なんでうちでやる必要があるんだ、とブツブツ文句を垂れる正さんだが、 朝から車を出し、授乳中の華さんでも飲めるノンアルコール飲料や遥さんの好きな苦味の少ないビールやらを買いに遠くまで買い物に出掛けてくれた、と紀さんが嬉しそうに教えてくれた。 お祝いのご馳走作りに忙しい紀さんを手伝う俺たちに正さんが睨むような視線を寄こす。 「遥、侑司!男が台所なんぞに入るんじゃない」 それを聞いた遥さんが、また呼び捨てしてる、と口を尖らせる。 「こんなに紀さんが忙しそうにしてるのに、正さんは見てるだけで胸が痛まないんですか?」 そう言うとぐっと言葉を詰まらせてから小さく口を開いた。 「どこに何があるかわからん俺が手伝ったところで邪魔にしかならん…」 紀さんが近寄っていき、正さんの背中を優しく撫でた。

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