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詩「お兄ちゃんをとられたくないってか?」  詩は虎治の頭を撫でるが、その手を掴まれてしまう。 虎治「詩にぃ、全然わかってない!!」  キスをされる。舌をいれたものだ。  驚きで目を見開き、虎治をみる。 詩「なんだ、お前、そういう意味で俺が好きなのか」  そこではじめて虎治の気持ちに気が付く詩。 虎治「そうだよ」  真剣な顔に、詩はドキッと胸を高鳴らせる。  本気なんだと改めて思わされる。 詩(だから俺を追いかけ続けてきたのか) 詩「気が付かなくてごめん」 虎治「そうだよ! 小さいころからずっと詩にぃしか見ていなかったのに」

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