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詩「いいよ」
手を広げるとその腕に飛び込んでくる。
唇に触れ、舌が触れて絡み合う。
虎治の手が服の下へとはいりこみ、腹と胸を撫でられる。
詩「こら、虎治」
手を叩いて止める。
しゅんと落ち込む虎治に、幻の垂れた耳と尻尾が見える。
詩「そんな顔をしても駄目」
顔を真っ赤に染めて、これ以上は駄目というように自分の服を掴む。
虎治「じゃぁ、詩にぃ。俺のこと、どう思っているかを教えてよ」
じっと詩を見つめ答えを待つ虎治。
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