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詩(そもそも、嫌だったら受け入れたりしないだろうが。なんで気が付かないかな)  虎治のことはそういう意味で好きなのかもしれないが、詩は素直にそう口にせずにはぐらかす。 詩「さぁな」 虎治「えぇ、詩にぃ~」  詩に甘えようとする虎治の額を手で押さえて引き離す。そして、詩はタイガの元へと向かう。   詩「タイガ、おやつの時間だぞ」 タイガ「みぎゃぁ」   大きな身体を抱き上げてキッチンへと向かう。 虎治「詩にぃ」  虎治がその後につづく。

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