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FLYNG TRAPEZE
「ねぇ、欲しい?」
「……っ、ほし、それ早く、なぁ、早くっ」
「可愛い、俺なんかよりずっと文ちゃんのが可愛い。じゃあちゃんとお尻広げて突き出して」
くちゅくちゅと先走りで濡れた先端が入口を滑って遊ぶ。入りそうで入らない、弱い愛撫に強請るように腰が揺れる。
「あ、やだ……焦らすな、ばかっ! あっ、……はやく」
「だってヒクヒクしてて可愛いんだもん、でもそろそろ俺も限界。入れるよ……」
「んあぁーっ、あ、ん……っ‼」
央樹も限界だったんだろう、奥まで一気に突き上げられた。散々指で慣らしたあとだと言っても、さすがにキツイ。ぱんぱんに広がったふちのことなんて、お構いなしに央樹はそのまま激しく腰を動かし始めた。
──ぱんっぱんっぱんっぱんっ‼
「あー、きっつきつ……千切れそうなくらい、んっ、はぁ、きもち……」
「あぁぁぁっ! あっあっ、央樹、はげし……最初からはげし過、ぎ……ああ、あっ」
「激しいの好きだろ文ちゃん。ナカすっげーうねってる……」
ごつごつと奥を突かれ俺は喘ぎ声すら出ず、悲鳴に似た弱弱しい声を吐き出していた。濁流のような快感が繋がったところだけじゃなく全身に広がっていく。
さらり、さらりとプリーツスカートが体を撫でる感覚も異様に興奮を煽る。
「あっ、んっ、あ……っ、すご、いいっ、だめ、あ、や、イく、イくイく……っ!」
「いいよ、いっぱいイって。かわいいとこ全部見せて……んっ俺も、出るっ、っく」
びゅうっと腹のナカに熱いものが広がるのを感じてビクンと体が跳ねた。部屋に入ってまだ一時間も経ってないのに体はぐちゃぐちゃだ。精子を体内に塗りこむようにゆるゆると動いていた央樹がゆっくりと出ていく。
どんなに奥に出したって、塗り込んだって掻き出して排水溝に流れていくだけだ……それでもその動作がマーキングのようで俺は嫌いじゃなかった。
「文ちゃん、こっちむいて」
「お、っちょい、まだ……」
息も整わないうちにひっくり返されて今度は両脚を大きく開かれた。そのまま正常位でもう一度するのかと思ったのに、恥ずかしい恰好まま放置され央樹は持っていた大きなカバンをごそごそと漁っている。
「おい、何してる」
「んー、秘密。いいものだよ」
開かれた脚を閉じ、動くのが億劫だと寝ころんだまま声をかけたのが間違いだった。
脚をまた開き、そこに体をねじ込んだ央樹が持っていたのはまるい震える大人の玩具だった。
「おい、何個あるんだ……」
いつの間に買ったんだと聞けば、ローション買おうとインターネットを見ていたら安くなってたからと、よくある理由を告げられる。それにしても手にしてる球体は五つだ。そんなにもどうしようというのか……。
「文ちゃん、ほら力抜いて。これ、使っていい? 文ちゃんが本気で嫌ならしない、けど……」
「……っ」
嫌だと言いたかった。が、口を開いた瞬間、央樹の眉がへにょんと下がった。その顔に俺が弱いのをわかっていてやっているのが憎らしい。しかも今はウィッグを付けた女子の姿で、だ。
「買っちまったもんは……しょうがねぇ。嫌だって言ったら止めろよ?」
「わぁい、文ちゃん大好き。うんと気持ちよくしてあげる!」
嬉しそうに本体を捻り電源を入れる。ブブブ……と音を立てて五つの球体が震える。そのひとつを手に取って、央樹が俺の体を滑らせていく。
「ん、……っあ、んぁ、ん、やだ、そこばっか……!」
「そこ、じゃないでしょ。文ちゃん、おっぱい弱いもんね……さっきあんまり弄ってあげられなかったから今からいっぱい弄ってあげる」
悪い顔で笑う央樹の顔が近づいて、ぴんと立ち上がった乳首をねろりと舐めた。
唾液で滑りのよくなった乳首を、ローターがくにくにと潰す。すっかり央樹に調教された乳首は全身に快感を走らせる。腰が揺れ、尻が大きなものを求めてひくつく。
「こっちも……一緒にね」
「んあああっ、な、おいっ入れるな、あああっ、やら……あ、待て、ああっ!」
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