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○黒杉都市開発株式会社(日中~夜) 変わらず忙しそうに仕事をする匡。 時間はあっという間に過ぎる。 時計はもうすぐ定時の19時をさす。 匡(しまった、あとこれだけ処理しないと……) 匡(……律儀に待ってるだろうな) 仕事をすすめ、19時半に退社する匡。 ○リビング/ちゃぶ台前(夜) 匡・晴嵐「いただきます」 一緒に夕食をとる匡と晴嵐。 晴嵐は匡のTシャツ、ズボンをはいている。 回想 匡「なんかずるずるして邪魔だから着替えれば」 晴嵐「じゃ、邪魔って……」 着替えた晴嵐「あ、快適」 匡(日常って、意外と簡単に変わるモンなんだな) 相変わらず美味しい美味しいと霞を食べる晴嵐。 微笑ましく思う匡。 匡「そういえば。晴嵐はなんで山に?」 晴嵐「ああ、それは――」 晴嵐の回想へ。1000年ほど昔のことなので影絵のようなイメージ。

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