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 そんな姿を立ち尽くして見詰める智哉。 智哉「嘘……」  圭人が言っていた通り、二人がまだ継続していて仲が良い事を目の当たりして、今この瞬間にもショックで倒れそうになる。 圭人「ふはっ」 智哉「!」  智哉が二人を呆然と見つめていると、いつの間にか隣にいた圭人がそんな二人を見ながら笑っていた。そしてーーー俺が言った通りだろ? と言っているような視線を智哉に向けて来るのだった。  その無言の言葉に、智哉は我慢していた物が溢れ出て来てしまい、泣くのを堪える為に下唇をギュッと強く噛んだ。 圭人「抜けようぜ……」(智哉の腕を掴む) (コクッ……智哉が頷く)  その言葉に智哉は頷いた。  もうやめよう。春来に執着するのはこの瞬間終わりにしよう。  そう自分に何度も言い聞かせた。 春来「どこに行くつもりだ?」

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