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「息っ?…僕そんなに子どもっぽいですか?一応22才なんですけど!」
むう、と頬を膨らませる東洞…
「いや、どうだろうな…」
ははっと笑って誤魔化す。
和やかな雰囲気で食事が進む…
「僕は…国近さんがまたうちに来てくれて、本当に嬉しかったんですよ」
「ん?」
「一度、僕の家に入ったら、たいていの人は、僕の家には寄り付かなくなりますから…」
少し悲しげに伝えてくる。
「東洞…」
「お祓いを見ても、この家を見ても…気味悪がらずに、今まで通り僕に接してくれて本当に嬉しかったんです」
そう微笑む東洞。
「……まあ、お前は変わってるけど、いい奴だから、信じれると思ったんだ」
思ったことをそのまま伝える。
「…ありがとうございます」
「担当だし、お前が仕事に集中できるようになるまでは、俺がなんとかサポートしてやらないといけないからな…」
「はい、がんばります」
「お前が仕事に集中出来ない理由は…」
続けて聞こうと話しかけていると…
「っ!」
東洞はハッとして、入り口の方を見て突然立ち上がる。
「どうした?」
「え、どうして…明日の筈なのに…」
困惑した顔で呟いている。
「なんだよ…」
明らかに動揺している東洞。
こんな姿は初めてだ…
「…っ、あの…」
キュッと表情を引き締め、俺に話しかけようとする東洞だが…
それを何者かの声が遮る。
「尊~帰って来たぞ!」
東洞を呼びながら、不意に部屋に入ってくる人物。
すらっと背が高く、まだ若い短髪の男。
まっすぐ東洞を見て近づき、そのまま東洞を抱きしめた…。
「会いたかった、しばらくぶりだな、尊はやっぱ可愛い」
「や…ちょ、やめてください…優志さん」
それを遮るように手で押し退けながら慌てて拒否する東洞…
「ん…なんで?」
「……」
ちらっとこちらに視線を向ける東洞。
その男はそれを追って視線を向ける。
「うわッ!誰だお前ッ!!」
男は、ビクッと驚いて、東洞を庇うように立ち、ポケットから紙切れを取り出して威嚇するように睨みつけてくる。
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