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《秘かな想い》
(国近さんは、オーラも綺麗で…心も優しい…)
その清涼で、温かなオーラに触れたくて…そっと画面を見る振りをして国近さんの隣に近づく…
仕事に集中しているその横顔を見つめてしまう。
国近さんに…
毎日会うにつれて…
どんどん惹かれていくのがわかる。
国近さんの人柄に…包容力に…
こんな僕にも優しくしてくれる。
心配してくれて…理解しようとしてくれる。
綺麗で、温かなオーラ。
また、この人に抱きしめてもらいたい…
今日の、あのときみたいに…。
もう、帰りたくない…あの窮屈で普通じゃない家に…
国近さんにとっては、僕はただの担当の新人…
でも僕にとっては…世界を変える存在…
こんな僕に好かれたら国近さんは迷惑かもしれないけれど…
でも…
それが、今ある僕の、唯一の幸せだから…
国近さんの側にずっと居られたら…
そんなことは許されないことだと分かっているけれど…
また明日、国近さんに逢えるささやかな幸せを想って…
東洞尊は、その2人きりの時間を過ごすのだった…。
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