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《無断欠勤の理由》
今日、仕事の開始時間が過ぎても東洞は来なかった…。
自宅に連絡しても繋がらないし…
社長には体調不良で欠勤と伝えたが…
新入早々、欠勤の多い東洞に苦い顔をしていた。
東洞は何をしているんだ。
会社に来なかったら…庇いきれなくなる。
心配していると…
「国近、お前の新入社員の小僧はもう辞めたのか?」
不意に同僚が話しかけてくる。
「いや、ただの欠勤だ…また来るよ」
「ああいう今時のひょろい奴は根性なさそうだから続かねぇだろ、仕事の効率も悪いし、国近も可哀想だな、あんな奴の担当に選ばれて…毎日残業三昧だな」
「別に、あいつも根性はある方なんだ…ただ、少し身体が弱いだけで…まあ指導は悩むけどやりがいはあるよ」
かなりの特殊な体質の東洞だから…
「お前はすげーな、この仕事に向いてない奴は、俺なら見放してるぜ」
「そういう訳にはいかない、本人はやる気があるからな…」
「そうなのか?まあ、ほどほどに頑張れよ、また飲み行こうぜ」
「あぁ、ありがとう」
同僚との話を終え、デスクに向かう。
とりあえず、仕事が終わったらあいつの家に様子を見に行ってみるか…。
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