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第123話

『尊、何が大丈夫なんだ!?どこが危険なんだ…』 『……』 しかし、尊はふるふると、首を振るばかり… 『なら…もう他の奴とは消毒してないか?』 キスされていないか、そこから聞いていく… されていないという答えが聞きたかったが… 『……』 俯いて答えない… 『尊?』 『……』 やはり首を横に振り答えない… 『柚木の所でお前、本当は、何された?』 『……言っちゃ駄目、言わない』 そう口を抑える尊… 『尊…じゃ誰に言うなって言われたんだ?』 『柚木くん…言ったら柚木くんと遊べなくなるから…言わない』 『……ッ』 『そんなことはないから、何をされてるのか、俺に教えてくれ』 『…言っても、柚木くんと遊べる?』 そう確認してくる。 『あぁ、いつも柚木のところで何をしていたんだ?』 『柚木くん、いつもお菓子くれるの、僕の好きなお菓子、食べて…お友達来たら…ゲーム、僕、ジョーカー分かるから…内緒で僕がいつも最後に勝つの、最後は絶対勝たないと柚木くんが怒るから…』 優志の言葉に安心して話し始める。 『……ゲーム、』 (菓子食ってゲーム…) 柚木の言っていた内容と違いはない… 『でも、勝てたら、お金、貰えて…それで柚木くんがお菓子買ってくれるから…ゲームたくさんして勝つの…』 『…なんだよ、それ…』 金?     

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