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第152話

「…というか、お前に急に、敬語や名前をさん付けで呼ばれるとむず痒いな、国近でいいよ、敬語もいいし、俺も優志って呼んでいいか?天河守って言いにくいんだよな」 そう、肩を叩き気さくに語りかけてやる。 「ふ、分かった、俺も自分で言って気持ち悪かった…」 「ははっお前らしくすればいいから…」 「国近、尊のことで分からないことがあればいつでも聞いてくれ」 「あぁ、優志、頼りにしてるよ」 そう、堅く手を取り合った…。 どうにかこうにか、優志とも仲良くなれた…。 優志の想い… 東洞のことは、許されるかぎり、そばで、この先も助けていこうと誓うのだった。

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