166 / 300

《お泊まりの朝》

国近のおかげか、うなされることなく、早朝に目覚めた東洞尊。 寝る前側にいてくれた優しい存在を探してしまう。 「…国近さん、」 すでに客間に戻っている国近。 「国近さん、ちゃんと寝れたかな」 そう思いながら国近の様子を見に客間に向かう。 そっとふすまをあげて八畳ほどの和室を覗く。 「……」 早朝のため、国近はまだぐっすり眠っていた。 「国近さん…」 やはり側にいたくて、眠っている国近のもとへ腰を下ろす。 よく寝ていて目を覚ます気配はない。 「綺麗なオーラ…」 国近の周りにきらめくオーラ。 朝日のように温かく美しく見える。 そっと手をかざし、そのオーラに触れる。 「暖かい…」 このオーラに包まれたい… 少しだけ… 我慢できなくて、国近の布団を剥いで、横に寝ようとする。 布団を避けて、仰向けに寝ている国近を見ると… 「…あ」 股間のあたりが少し膨らんでいて… オーラが濃くなっている。 この現象は… 誘われるように、そっと国近の股間に触れてみる。 「凄い…硬くなってる…」 自分には…出来ないこと… さらに、布越しにそれに触れて確かめてしまう… 「ん…、ん!?と、東洞…何、お前いつの間に…!」 眠っていた国近も、触れられさすがに、気配を感じて目を覚ます。 いつの間にか布団にいる東洞に驚く。

ともだちにシェアしよう!