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第276話

ぐちゅぐちゅと淫らな音を聴きながら、頬を染め、悶える尊の表情に、さらに興奮は高まり… 熱く口づけをしながら、激しく腰を打ちつけ… 「んっ、ンッアぁっ!」 ビクンビクンと貪欲に締めつけられ、興奮も最高潮に… 「ッく、イクッ!」 短く漏らし、尊の胎内へとドクドクッと精をぶちまけた…。 「あぁ…凄いっ啓介さんッ熱い…っ」 ナカに流れくる純度の高い熱いオーラに酔いそうになる尊。 「……ッハァ、たける」 精子を全て吸い取るようにヒクヒクと胎内が震え、繋がりを保つそれを締めつけてくる。 さらなる欲求が沸き起こりそうになって、ゆっくりと繋がりを解く。 「大丈夫か?」 「はい、…気持ちよかったです」 「ふ、素直すぎるだろ」 「え?っていうか、今も気持ちいいです、啓介さんのオーラが身体に残ってて、温かくて、気持ちいい」 「そうなのか?」 そっと尊の横に寄り添い肩を抱きながら聞く。 「うん、凄く幸せ…」 「ふ、良かったな」 「え、啓介さんは幸せじゃない?」 「ふ、幸せに決まってるだろ、尊」 「良かったぁ」 にこっと微笑む尊にいつの間にか癒されいた。 布団の中で、二人寄り添い語らいながらゆったりと過ごす。 「啓介さんに愛されて、凄く幸せ、こんなに幸せでいいのかな、なんかこわい」 「贅沢な悩みだな」 「うん、ぜいたくですよね」 「……たける、」 言わなくては…明日でお別れだということを…     

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