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彼の気持ち

何度も何度も角度を変え、甘いキスをしてくれた。 「ふぅ・・・」 脳みそがとろとろに蕩けるくらい気持ち良くて。 一つ溜め息をつくと、彼が満足そうに、優しい微笑みを浮かべてくれた。 「可愛い」 慈しむ様に髪を撫でてくれる彼の大きな手。 「痛いことは絶対しないから」 くちゅと、耳を吸われ、体に甘い痺れが走った。 「やっ・・・」 自慰すらまともにした事のない体には、余りにも刺激が強く。 「信孝さん、待って」 彼の体が下へと移動して、ズボンを脱がせようとする姿に慌てた。 「なんで!?」 「だ、駄目、見ないで」 無理だと分かりながら、抵抗を試みたけど、力の差は歴然で。 あっという間に、下着ごとズボンを脱がされた。 「ここ、ぐじょぐじょになってる」 「み、見ないで。お願いだから」 屹立は、お腹にくっつく位そそりたち、透明の液が、尖端から溢れ出ていた。 好きな人に見詰められ、恥ずかしさで、思わず目を反らした。 「可愛い」 信孝さんがくすっと笑い、僕のものを口に含んだ。 「汚いから・・・駄目。だ・・・あっ・・・ん」 ぐちゅぐちゅと、淫靡な音を立てて、何度か上下にしごかれる度、腰がぴくぴくと痙攣する。 「気持ちいい!?」 筋を舐められ、尖端を強く吸い上げられ、あっという間に高みに達っした。 「信孝さん、離して・・・いっちゃう」 懇願したけど、離してくれず、 「あっ、あぁ・・・ん」 一段と強くしごかれた瞬間、頭の中が真っ白になり、彼の口の中で、達っしてしまった。 「ごめんなさい」 申し訳なさで、彼を見上げると、彼は満足そうに、ごくりとそれを飲み干した。 「嘘・・・」 「好きな人のだよ。全部、愛おしい。それにしても、早いね。もしかして、自分でした事ない!?」 何もかも、彼にはお見通しの様で。 小さく頷くのが精一杯だった。 「じゃあ、これからは、俺がいっぱいしてあげる。いっぱい、気持ちよくしてあげる」 信孝さんが体を起こしゆっくりと唇を重ねてきた。僕のを嚥下し、少し苦いけど、甘い甘いキスに、しばし、酔いしれた。

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